ZOOMは、32ビット・フロート録音に対応するレコーダーとして、世界最小・最軽量を実現したフィールド・レコーダーF2と、そのBluetooth内蔵モデルF2-BTを11月下旬に発売する。価格はどちらもオープン・プライス。
重量はわずか32gで、手のひらに収まるコンパクト・サイズ。入力ゲインの異なる2つのADコンバーターを搭載し、大きな音から小さな音まで、ゲイン調整不要で高音質録音を実現する。32ビット・フロートWAVで録音することにより、編集時に音量を変更しても元の解像度をキープできるのがポイントだ。RECボタンの外周にはHOLDスイッチが付いており、操作を無効化し、誤操作による録音停止を回避。録音対象となる出演者に安心してレコーダーを預けることができる。また、マイク・ケーブルのコネクターにはスクリュー・ロックが用意されており、脱落を防止する。
Windows/Mac対応の専用ソフトF2 Editorを使用すれば、USB接続した本体の各種設定やSDカードのフォーマットなどが可能になる。また、F2-BTは無償アプリのF2 Controlを使用して、録音のスタート/ストップをワイアレスで行えるほか、バッテリー残量表示や出力ボリューム調節、ローカット・フィルターのオン/オフといった操作も行える。さらに、F2-BTをタイム・コード機器(TIMECODE SYSTEMS UltraSync BLUE)とBluetoothでペアリングすれば、録音済みファイルにタイム・コードを書き込むことも可能だ。
F2は単4アルカリ電池×2本で最長15時間、F2-BTは最長14時間の駆動が可能。記録媒体にはmicroSDカード(SDHC/XC)を使用する。録音フォーマットは32ビット・フロート、44.1/48kHzのWAV(モノラル)。
F2、F2-BTともに、ラベリア・マイクLMF-2とウィンド・スクリーンWSL-1×3個、マイク・クリップMCL-1、STEINBERGのオーディオ編集ソフトWaveLab Castのライセンスが付属する。また、どちらのモデルもホワイト・バージョンも用意されており、こちらは付属ラベリア・マイクなどもホワイトとなる。
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