KORG、9種類のサウンド・エンジンを搭載した新ワークステーションNautilusを11月下旬発売

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 KORGは、9種類のサウンド・エンジンを搭載したミュージック・ワークステーション(シーケンサー内蔵シンセ)、Nautilusを11月下旬に発売する。ライト・タッチ鍵盤の61鍵モデルNautilus 61(220,000円+税)、従来には無かったCからCまでのライト・タッチ73鍵を採用するNautilus 73(260,000円+税)、ピアノ・タッチ88鍵のNautilus 88(300,000円+税)の3モデルがラインナップされる。

 

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Nautilus 61

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Nautilus 73。鍵盤がCから始まりCで終わっている点に注目

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ピアノ・タッチ鍵盤を採用したNautilus 88

 アコースティック・ピアノに特化したSGX-2、エレクトリック・ピアノをモデリングするEP-1、PCMシンセ・エンジンのHD-1、アナログ・モデリングのAL-1、トーン・ホイール・オルガンを再現するCX-3、物理モデリングで撥弦楽器のサウンドを生み出すSTR-1のほか、最新のウェーブシェイピング・エンジンMOD-7と、同社アナログ・シンセを元にしたMS-20EX、PolysixEXという9種類のシンセ・エンジンを搭載し、音色によって使い分けているのが特徴。Nautilusのために全く新しいプログラム・リストを起こし、特徴的な“ユニーク”、最新のシーンに最適化した“カレント”、さまざまなスタイルの音楽のベーシックとなる“スタンダード”に3分類している。これらエンジンを駆使した音色をプログラム(PROG)として1,920種プリロード(ドラム・キット104種)。最大16のPROGを組み合わせたコンビネーション(COMB)も256種用意する。また、エフェクトは16系統が同時仕様可能だ。

 

 各PROG、COMBには、その音色に最適化したアルペジオ・パターンやドラム・トラックのパターンが4つのシーンで設定。鳴らしながらシーンを切り替えたり、パラメーターを動かしたりすることで、即興的なパフォーマンスを行ったり、動的な変化を得ることができる。

 

 トップ・パネルには、ベロシティを調整して演奏表現の幅をコントロールするダイナミックス・ノブを搭載。強弱を生かした演奏から均一なタッチまでを自由に調整できる。また、リアルタイムでパラメーターをコントロールできる6つのRTノブは、誤操作を防ぐためにパネル面に沈ませておくことも可能となっている。

 

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RTノブでのパラメーター・コントロール

 PROG、COMBやシーケンサーなど、各モードからいつでもスタート位置に戻れるよう、MODEスイッチを用意。細かいエディットに入っていくためのPAGEボタンや、KORG製品ではおなじみのタッチビューと組み合わせて、シンプルで扱いやすいインターフェースを採用している。また、モード選択やトランスポート、トランスポーズなどさまざまな機能がアサイン可能なクイック・アクセス・ボタンも6つ用意する。


 そのほか、本体でのサンプリング機能、16tr MIDIシーケンサー、16トラック・オーディオ・レコーダー、同社NanoPad 2 などのUSB MIDI コントローラー接続対応などを特徴としている。

www.digimart.net

 

製品情報

www.korg.com

  

 

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