ARTURIA AudioFuse 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

ARTURIA AudioFuse 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

オーディオ・インターフェース特集2022“ステップ・アップの1台”では、10万円以内で購入できる10製品を紹介。今回は、14イン/14アウトのARTURIA AudioFuseです。

ARTURIA AudioFuse

 ソフトウェアとハードウェアの両面において、シンセなど数々の製品を手掛けるARTURIAがリリースした初のオーディオI/O。現行品は、電源や端子部分を強化して2019年に発売されたRev.2モデルとなる。

価格:オープン・プライス(市場予想価格:74,250円前後)

上段左から、MIDI入出力(ミニ・フォーン)、S/P DIF入出力、ADAT入出力。下段左から、USBハブ×3、USB Micro-B端子、インサート端子×2(TRSフォーン)、フォノ入力×2、ライン出力L/R×2、ライン入力×2(TRSフォーン)

上段左から、MIDI入出力(ミニ・フォーン)、S/P DIF入出力、ADAT入出力。下段左から、USBハブ×3、USB Micro-B端子、インサート端子×2(TRSフォーン)、フォノ入力×2、ライン出力L/R×2、ライン入力×2(TRSフォーン)

コントロール・ソフトのAudioFuse Control Center。本体でさまざまなコントロールが可能なAudioFuseだが、コンピューター上からでも操作は可能だ

コントロール・ソフトのAudioFuse Control Center。本体でさまざまなコントロールが可能なAudioFuseだが、コンピューター上からでも操作は可能だ

本体のトップ部分を保護できる頑丈なカバーが付属するので、持ち運びにも安心。なお、本体とカバーの間の緩衝材としてシリコンが付属し、使用時には取り外しできる

本体のトップ部分を保護できる頑丈なカバーが付属するので、持ち運びにも安心。なお、本体とカバーの間の緩衝材としてシリコンが付属し、使用時には取り外しできる

Input/Output:14イン/14アウト
●アナログ入力:マイク/ライン/楽器入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)、ライン入力×2(TRSフォーン)、フォノ入力×2(RCAピン) ●ファンタム電源:入力ごとにオン/オフ ●アナログ出力:ライン出力L/R×2(TRSフォーン) ●デジタル入出力:S/P DIF入出力、ADAT入出力 ●MIDI入出力:1イン/1アウト(ミニ・フォーン) ●ヘッドフォン出力:ステレオ・フォーン×2、ステレオ・ミニ×2

Specifications
●接続:USB 2.0(USB Micro-B) ●ビット/サンプリング・レート:最高24ビット/192kHz ●付属品:USB-A to A/Micro-Bケーブル、MIDI変換アダプター×2、電源アダプター ●外形寸法:125(W)×59(H)×125(D)mm(実測値)、125(W)×72(H)×125(D)mm(カバー装着時、実測値) ●重量:780g(実測値)、940g(カバー装着時、実測値)

Requirements
●Mac:macOS X 10.10以降 ●Windows:Windows 7以降
※iOSにも対応するが、専用のAudioFuse Control Centerは用意されていない

多彩な入出力と操作子を本体に備えるI/O

 かなりフラットな印象のマイクプリは、シリアル・ナンバー付きでチャンネルごとにスペック・シートが付属。気合いを入れて音響調整されていることがうかがえます。位相反転やPADを本体で直感的に選択可能なほか、インサート端子を使えばAD変換(デジタル信号に変わる)前の音に外部エフェクトをかけることもできます。

 また、ターンテーブルを直接接続できるフォノ入力、MIDI入出力、リアンプ機能にUSBハブまで、とにかく今現在ユーザーがいる場所で何も困ることがないように、あらゆる装備が用意されています。

 出力部も充実。ヘッドフォン端子はステレオ・ミニ、ステレオ・フォーンの2種類の端子を2人分用意。そして本体に会話用のトークバック・マイクが内蔵されているので、お互いがヘッドフォンを外すことなく会話できます。AudioFuse一台さえあれば、どこに行っても困らない。今までありそうで無かった、“自分がいる場所をスタジオにしてくれる”オーディオI/Oです。

 製品情報 

10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

15,000円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

関連記事