AUDIENT Evo 16 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

AUDIENT Evo 16 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

オーディオ・インターフェース特集2022“ステップ・アップの1台”では、10万円以内で購入できる10製品を紹介。今回は、24イン/24アウトのAUDIENT Evo 16です。

AUDIENT Evo 16

 今年のNAMM SHOWで発表され、国内販売も開始となったばかりのオーディオI/O。高解像度ディスプレイを使った多彩な表示でユーザーを手助けするモーションUIなど、スムーズなレコーディングを可能にする多くの機能を備えている。

価格:オープン・プライス(市場予想価格:78,320円前後)

左から、オプティカル入出力×2、ワード・クロック出力、ライン出力×8、マイク/ライン入力×6(XLR/TRSフォーン・コンボ)

左から、オプティカル入出力×2、ワード・クロック出力、ライン出力×8、マイク/ライン入力×6(XLR/TRSフォーン・コンボ)

(上)多彩なイラストや動きで状態や次の動作を教えてくれるモーションUI。スマートゲイン測定中は赤いマイクのアイコンが表示される。(下)ファンタム電源ボタンを押すと現れる幽霊アイコン(ファンタム=幽霊の意から)。楽器入力時にファンタム電源は使用できないため、怒った幽霊のアイコンが現れる

(上)多彩なイラストや動きで状態や次の動作を教えてくれるモーションUI。スマートゲイン測定中は赤いマイクのアイコンが表示される。(下)ファンタム電源ボタンを押すと現れる幽霊アイコン(ファンタム=幽霊の意から)。楽器入力時にファンタム電源は使用できないため、怒った幽霊のアイコンが現れる

システム・パネルのルーティング画面。出力先を簡単に設定することができる。写真では、2つのヘッドフォン出力がそれぞれ別の音を出力している様子

システム・パネルのルーティング画面。出力先を簡単に設定することができる。写真では、2つのヘッドフォン出力がそれぞれ別の音を出力している様子

Input/Output:24イン/24アウト
●アナログ入力:マイク/ライン/楽器入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)、マイク/ライン入力×6(XLR/TRSフォーン・コンボ) ●ファンタム電源:入力ごとにオン/オフ ●アナログ出力:ライン出力×8(TRSフォーン) ●デジタル入出力:オプティカル入出力×2 ●ヘッドフォン出力:ステレオ・フォーン×2

Specifications
●接続:USB 2.0(USB-C) ●ビット/サンプリング・レート:最高24ビット/96kHz ●付属品:USB-A to Cケーブル、電源ケーブル ●外形寸法:355(W)×53(H)×255(D)mm ●重量:2.75kg

Requirements
●Mac:macOS 10.7.5以降 ●Windows:Windows 7以降(32ビット、64ビット)、INTEL Core 2 @1.6GHzまたは同等のAMD製CPU ●共通:1GB以上のRAM

録音ゲインを自動で設定するスマートゲイン機能

 Evo 16の最大の特徴は、スマートゲイン機能。録音する際のゲイン調整を自動で行ってくれる機能で、最大8ch分をまとめてセットできます。例えばドラム録りなど、一度にたくさんのマイクを使う録音でのセッティング時間を短縮できます。

 使用手順も至ってシンプル。フロント・パネル中央の緑色のボタンを押す→録音したいチャンネルを選ぶ→再度緑色のボタンを押す→演奏する、これだけです。ステレオでペアにしたい場合は、1+2などの組み合わせでボタンを同時に押すと設定がリンクされます。マイク以外の入力にも使用可能です。

 実際に録ってみると、明るめかつタイトなサウンド。スマートゲインを使うだけでもバランスが整うようになっているのでしょう。ゲインを自動で設定してくれることで、それ以外のこと……マイキングやミックスなどの試行錯誤が必要なポイントまで一気に進めてくれる。 “いろいろな経験を早く積みたい”と考えている人には良い相棒になると思います。

 製品情報 

10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

15,000円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

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