APOGEE Duet 3 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

APOGEE Duet 3 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

オーディオ・インターフェース特集2022“ステップ・アップの1台”では、10万円以内で購入できる10製品を紹介。今回は、2イン/4アウトのAPOGEE Duet 3です。

APOGEE Duet 3

 Duetシリーズの第三世代となるオーディオI/O。これまでのシリーズ同様のコンパクトなサイズとなり、付属のブレイクアウト・ケーブルを接続することで2イン/4アウトの入出力が可能となる。

価格:85,800円

左から、ブレイクアウト・ケーブル用端子、USB-C端子×2(コンピューター接続用と電源供給用)

左から、ブレイクアウト・ケーブル用端子、USB-C端子×2(コンピューター接続用と電源供給用)

ブレイクアウト・ケーブルの入出力は、マイク/ライン入力(XLR)×2、楽器入力(フォーン)×2、ライン出力×2(TRSフォーン)

ブレイクアウト・ケーブルの入出力は、マイク/ライン入力(XLR)×2、楽器入力(フォーン)×2、ライン出力×2(TRSフォーン)

IN 1/IN 2/SP(スピーカー出力)/HP(ヘッドフォン出力)から成る各操作項目を、フロントのノブを押して選択。D SPエフェクト使用時は、FX1/2にLEDが点灯する

IN 1/IN 2/SP(スピーカー出力)/HP(ヘッドフォン出力)から成る各操作項目を、フロントのノブを押して選択。DSPエフェクト使用時は、FX1/2にLEDが点灯する

DSPエフェクトのSymphony ECS Channel Strip。エンジニアのレジェンド、ボブ・クリアマウンテンがチューニングを行った

DSPエフェクトのSymphony ECS Channel Strip。エンジニアのレジェンド、ボブ・クリアマウンテンがチューニングを行った

Input/Output:2イン/4アウト
●アナログ入力:マイク/ライン入力(XLR)×2、楽器入力×2(フォーン) ●ファンタム電源:入力ごとにオン/オフ ●アナログ出力:ライン出力×2(TRSフォーン) ●ヘッドフォン出力:ステレオ・ミニ

Specifications
●接続:USB 2.0(USB-C) ●ビット/サンプリング・レート:最高24ビット/192kHz ●付属品:USB-C to A/Cケーブル、ブレイクアウト・ケーブル、トラベル・ケース ●外形寸法:102(W)×30(H)×150(D)mm ●重量:340g

Requirements
●Mac:macOS 10.15以降 ●Windows:Windows 10以降

コンパクトながら解像度の高いサウンドを実現

 Duet 3の最大の特徴は、細かい所までピントが合っている写真を見ているような感覚の出音と解像感。特に生楽器においてはシンバルがどんな形をしているのか、ウッド・ベースがどう鳴っているのかといったリアリティを感じることができます。伸びてほしいと思う音が“優雅に”伸びている、とも言えるような艶やかな質感ながら、楽器間の分離も良いです。

 そしてこのサイズ。持ち運び用のケースも付属し、場所を問わず本格的な作業が可能です。背面に入出力端子を装備できるDuet Dock(24,200円)を別途入手すれば、よりコンパクトになり持ち出すハードルがさらに下がります。

 2系統のマイクプリには、DSPエフェクトのSymphony ECS Channel Strip(EQ/コンプ/ドライブを統合)が用意され、かけ録りが可能です。APOGEE伝統のSoft Limitも……と話題は尽きませんが、いつでもどこでも傍らで輝いてくれるオーディオI/Oです。なお、ノブのライトの明るさも調整できますよ。

 製品情報 

10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

15,000円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

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