
4日にわたってお送りしてきたレポートもいよいよラストです。最後はやはりアウトボードで締めましょう。
DANGEROUS MUSIC Bax EQ(上)
ニューヨークのDANGEROUS MUSICは、AESに続いてマスタリング向けのステレオEQを展示。4バンド使用のパラメトリックEQで、ブースト/カットのレンジは±5dB。サミング・ミキサーなどで評価を得ているメーカーという前情報もあるのでしょうが、いかにも上品に効きそうなルックスをしています。
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DANGEROUS MUSIC
TRIDENT Mic Pre/Channel Strip(上)
同社A-Rangeコンソールの伝統を引き継ぐデュアル・ディスクリート仕様のマイクプリ/チャンネル・ストリップが同社ブース内に鎮座。フェーダーが並列に並ぶレイアウトもそのままで、いかにもビンテージな音がしそうです。
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TRIDENT AUDIO
ハイ・リゾリューション
RADIAL Komit、Workhorse 5000
API互換の縦型モジュールのニュー・カマーは、VCAコンプ・リミッターのKomit。LIMITER、Compressor、OUTPUTという実にシンプルなパラメーターながら、独自のAuto-Trackingモードにより適切なリミッティングが可能になっており、ステレオ・リンク機能も備えています。
同時にランチボックスWorkhorse 5000もディスプレイ。電源部は48Vファンタム電源を供給可能で、API互換モジュールを8基格納できます。プラグインの技術はめざましくワクワクしますが、こうしたクラフトマンシップにあふれた仕事に触れると、何だかホッとします。
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RADIAL
日本エレクトロ・ハーモニックス
これにてThe 2010 NAMM Showレポートは(一応)終了です。ただ今、アナハイムは午前3時前です。ショウ最終日はあいにくの雨となりましたが、期間中を通じて気候はとても良く、メーカーの方々や来訪者と接していると、人々が良い音楽を作りたい、届けたいという気持ちに変わりはないのだと思ったりしました。現地やネットを通して快くご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!