(動画あり)ABLETONとSERATOが"The Bridge"を発表

Live 8とScratch Liveを双方向でシンクロさせるソフトウェアが登場


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ABLETONとSERATOが共同開発を行っていることは2008年の10月にアナウンスされていましたが、その実態がいよいよ発表されるとあって、開催初日の午前11時、ABLETONのブースには多くのファンが詰めかけました。


ブース内のスクリーンには、"The Bridge"と記されたロゴマークが写されています。LiveとScratch Live/ITCHをリンクさせるこのソフトウェアが今回の主役。インストールすることで、ReWireのような感覚で双方向のリンクが実現します。


まずはLiveからScratch Liveへの橋渡しから。The Bridgeに備えられたATC(Ableton Transport Control)機能により、Liveのセッションビューに配置されたクリップを、レコードなどのインターフェースでコントロールできるようになります。デモでScratch Live上にLiveのセッションビューと同じレイアウトの"Ableton View"が表示されると、場内からは歓声が上がっていました。その模様は下のムービーでご確認ください。



ビデオの後半にもあったように、Serato Scratch LiveでのDJプレイはLiveのアレンジメントビューにそのまま記録可能。左右のターンテーブルの情報はそれぞれ独立したトラックに記録されるので、後からの編集も容易です。


The Bridgeは登録済みのSerato Scratch LiveまたはITCHハードウェアおよびAbleton Suite 8またはLive 8の両方を所有しているユーザーに無償で提供されます。音楽制作とDJイングの垣根を取り払うThe Bridgeの登場により、わくわくするほどクリエイティブな可能性が開けたと言えるでしょう。


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