【動画追加】WACOM、DJギアNextbeat発表会を開催

イルリメ×Traks Boysらによるパフォーマンスで新製品の真価を披露

WACOMは、同社初のDJ機器、Nextbeatの発表会を8月24日、代官山UNITで開催した。


Nextbeatのプレゼンテーションを同社Nextbeat事業推進部・青木隆氏が進行。DJ機器分野へ参入を果たした理由を、同社が得意とするタッチ・センサー技術での繊細な表現が生きる分野として"楽器"を想定し、中でも現在デジタル化が著しいDJ分野への進出を検討したとのこと。3人の現役DJによるリサーチで、現場のニーズをくみ取り、開発に2年半かけたという。


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▲Nextbeat事業推進部GM、青木隆氏


また、Nextbeatの特徴を、高感度タッチ・センサー採用、ポータブル・ユニットによるブース外からのワイアレス操作、アナログ盤サイズに全機能を凝縮、オーディオ・ファイル再生の4点にあるとした。特にタッチ・センサーについては、単に"触れた・動かした"というレベルではなく、触れた指の本数や圧力なども検知するとともに、楽器としてのレスポンスにこだわり、高速なセンシングを目指したという。さらに、ワイアレス・コントロールにも高速化を期して独自プロトコルを開発・採用したそうだ。


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▲センター・パッドをこのように2本の指で押さえると、アナログ・ターンテーブルでレコードを押さえたときのように再生音がストップする。この状態のままセンター・パッドの円周に沿って指を動かすとキューイングが行える


製品の機能説明はイルリメとTraks Boysが登場。ビートに合わせてイルリメがラップで機能の説明をし、それに対応する形でTraks Boysが操作していくというこれまでに無いスタイルの製品説明となった。





▲イルリメ(右)とTraks BoysによるNextbeat製品説明。イルリメがラップで説明するという斬新なスタイル



また、女性3人組のソウル/ブラック系DJチームNubian Ladyと、弱冠20歳の新進プロデューサーとして活躍しているTeddy LoidがNextbeatでのパフォーマンスを披露。どちらもパフォーマンス・ユニットだけを手に持ち、ブースから離れてのプレイも敢行した。





▲Nubian Ladyのパフォーマンス。3人がアイコンタクトでタイミングを見ながら音の抜き差しやエフェクトをしていく。終盤では3人ともパフォーマンス・ユニットを手に持ち、ブース前でプレイしていた





▲Teddy Loidはまるでギタリストのようにパフォーマンス・ユニットを持ってステージを左右に移動。パッドで曲からサンプリングした部分を次々とトリガーしていた


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