新感覚オールインワンDJギアNextbeatが9月に発売

WACOMNextbeat(X-1000)
コントローラー部が分離してブース外からワイアレス操作可能

WACOM Nextbeat (X-1000) 169,800円



WACOMは、3月に同社が発表したDJツール、Nextbeat(X-1000)を9月18日(金)より日本国内で発売する。なお、ヨーロッパでは9月25日(金)に発売となる


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▲トップ・パネル


Nextbeatは30cm四方というレコード・ジャケット・サイズ、レコード約20枚分の重量2.6kgという小型軽量なボディに、2基のファイル・プレーヤーとDJミキサー、エフェクター、サンプラーなどDJプレイに必要な機能を凝縮した新しいスタイルのDJ機器。本体のベース・ユニットから分離して使うことができるワイアレスのポータブル・ユニットを備え、DJがブースから外に出て、オーディエンスの前でパフォーマンスが行える点を特徴としている。また、このポータブル・ユニットには同社がペン・タブレットや液晶タッチ・パネルなどで培ってきたタッチ・センサー技術を凝縮。フェーダー操作、クロスフェード、ピッチ・コントロールのほか、エフェクト・コントロールやサンプラーのトリガー、キューイングなどさまざまな操作が行える。タッチする指の本数により、スクラッチとピッチ・ベンドを自動識別するなど、直感的な操作性が大きな特徴となっている。


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▲ポータブル・ユニットを分離したところ。パッド部の円弧は、上の2つがピッチ・コントローラー、その下がチャンネル・フェーダーとクロス・フェーダー。中央部はキューイングやエフェクト・コントロール、サンプラーのトリガーなどに使用できる


Nextbeatで扱う楽曲ファイルは、コンピューターからUSB経由でコンパクト・フラッシュに転送。WAV/AIFF/MP3/AACファイルの再生に対応する。音程を維持したままスピードだけを変更するマスター・テンポ機能も搭載。オートBPMシンク機能も備えている。チャンネルごとに3バンド・アイソレーターEQを装備するほか、エフェクトとしてハイパス・フィルター、ローパス・フィルター、フランジャー、フェイザー、ディレイ、リバーブの6種類を実装している。内蔵サンプラーでは、内部でのリサンプリングが可能。センターパッドでトリガー再生し、そのプレイをさらにサンプリングできるフレーズREC機能も搭載する。


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▲リア・パネル。電源スイッチ&コネクターの右に、CHANNEL B、同A、マスターの各出力(RCAピン)とS/P DIFコアキシャル・アウトが並ぶ。その右はコンパクト・フラッシュ・スロットとUSB端子


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▲ポータブル・ユニットのサイド・パネルには、サンプラー用のREC/PLAYやループ範囲指定のスイッチが並ぶ


なお、発表会の模様も本サイトでお伝えしているので、併せてご覧いただきたい。


[関連リンク]
Nextbeat公式Webサイト(6カ国語対応)
Nextbeat日本限定サイト
Nextbeat発表資料(2009年3月13日)


WACOM
Nextbeat(X-1000)
169,800円
■電源/ベース・ユニット:ACアダプタ(DC12V)、ポータブル・ユニット:アルカリ単三乾電池4本 ■無線周波数帯/2.4GHz ■周波数特性/20Hz〜20kHz(±0.5dB) ■SN比(A-weighted)/104dB以上 ■ダイナミックレンジ(A-weighted)/102.2dB以上 ■全高調波歪率(@1kHz、THD+N)/0.009% ■出力レベル/マスター出力:0dBV(−20dBFS/600Ω/10kΩ)、Ach/Bch出力:−2dBV(0dBFS/600Ω/10KΩ) ■ヘッドフォン最大出力レベル/50mW+50mW(16Ω負荷) ■デジタル出力/S/P DIF(44.1kHz) ■EQ特性/HI:13kHz、MID:1kHz、LOW:70Hz、各−∞〜+8dB ■マイク入力レベル/−40dBV/10kHz ■メモリー・カード1枚あたりの最大ファイル数/9,999 ■メモリー・カード1枚あたりの最大フォルダ階層数/10 ■メモリー・カード1枚あたりの最大フォルダ数/1,000 ■ファイル・システム/FAT/FAT32 ■対応楽曲フォーマット/WAV、MP3、AAC-LC、AIFF ■外形寸法/300(W)×85(H)×300(D)mm ■重量/2.6kg(ベース・ユニット+ポータブル・ユニット)、620g(ポータブル・ユニット)