サラウンド・マイク、合計何ch?

Inter BEE会場ではサラウンド・マイクも多数展示されていました。音楽のスタジオ・レコーディングでは使う機会も多くないとは思いますが(ツリーを組んでしまうことも多いですしね)、ホールでの収録やサラウンド放送での同録などには重宝しそうです。

 
Holophone

まずはタックシステムが取り扱っているHOLOPHONE。カナダのメーカーです。左はH3-D(330,750円)で、5.1ch分のXLR出力を備えています。右はH4 Super Mini(404,250円)。ステレオ・ミニ・プラグ×3を利用した5.1ch分の出力に加え、Dolby Pro-Logic IIでのエンコード出力も実装しています。センターに別のマイクを加えるための外部入力も用意。詳しくはタックシステムのWebサイトをご覧ください。


 
 
 
Soundfield1_2

続いてはTASCAMブースに展示されていたSOUNDFIELD SPS200です。全方位/同相に4基のカプセルを備えており、出力端子も4ch分あるのですが、ここからがポイント。TDM/VSTプラグイン上でサラウンドやステレオのデコードが可能。つまり、4つのカプセルで得た信号を5.1chに分割したり、ステレオの指向角を調整したり……といったことが行える仕組みです。会場で配布されていたフライヤーは、ここからPDFで入手できます。


 
 
 
Dpa6

最後はDPA。5100というモデルです。自転車のサドルのような形状をしたウィンド・スクリーンの中に、5本のマイクが入っています。出力端子は先バラのXLRが6系統。LFEはフロントL/Rから合成しているそうです。価格は441,000円。詳細はヘビームーンのWebサイトで。


 

ちなみにヘビームーンは2009年1月より“ヒビノインターサウンド”に社名変更となります。また、同時にBELDEN、SHURE、RANE、DIGICOなどの輸入代理業務がヒビノから移管される予定です。詳しくはこちらにアナウンスされています。