Synthesizer Vの声質コントロールの方法(ボーカルスタイルの種類)講師:江夏正晃

“声がリアル過ぎる!”と巷で話題のAI技術搭載歌声合成ソフト=Synthesizer V。ボカロ曲制作へ使用するイメージが強いかもしれないが、実はナチュラルな仮歌を簡単に作れたりと、“音楽一家には一台あるといい!”便利な楽器だ。今回は音楽家の江夏正晃氏にSynthesizer Vの調声Tipsを7つ紹介してもらう。

江夏正晃氏からごあいさつ

 こんにちは、JSPA(日本シンセサイザープロフェッショナルアーツ)理事で、音楽家、DJ、エンジニアの江夏正晃です。Synthesizer VについてちょっとしたTipsを皆さんにお伝えしたいと思います。

 今回は、Synthesizer Vの声質コントロールの方法として、ボーカルスタイルの種類をご紹介します。

youtu.be

Synthesizer Vの声質コントロール

歌声タブ>ボーカルスタイル

歌声タブ>ボーカルスタイル

 歌声タブを開いて、下の方を見ると「ボーカルスタイル」という項目があります。そこには以下の5つのパラメーターがあり、これを上げ下げして、ミックスして声質を作ることができます。

  • Soft:    優しい声に
  • Soulful:  ソウルフルな声に
  • Steady:  安定感のある声に
  • Bold:    太い声に
  • Warm:    あたたかな声に

 動画では聴き比べをしているので、ぜひご覧ください。

Soft、Soulful、Steady、Bold、Warmの5つのボーカルスタイルをミックスできる

Soft、Soulful、Steady、Bold、Warmの5つのボーカルスタイルをミックスできる

 ボーカルスタイルのパラメーターは、すべて同時に調整することができます。動画では、「Soulfulを75%、Boldを115%、Warmを95%」というように、ミックスして声質を作りました。だいぶ変化しますよね?

 ※歌声データベースによってボーカルスタイルのラインナップは異なります。

 皆さんもオケの雰囲気に合うボーカルを追求するために、ぜひともボーカルスタイルを調整してみましょう!

製品情報

関連記事