LEWITT CONNECT 6 〜最高24ビット/96kHz対応のオーディオインターフェース

LEWITT CONNECT 6 〜最高24ビット/96kHz対応のオーディオインターフェース

オーストリアのウィーンに本拠地を置くマイクメーカー、LEWITT(ルーイット)の製品群から注目製品をピックアップ。ここでは、最高24ビット/96kHzに対応し、EQやコンプレッサーなどのDSPエフェクトを搭載するオーディオインターフェース、CONNECT 6を紹介しよう。

DSPエフェクト内蔵でモバイルデバイスにも対応するオーディオI/O

 CONNECT 6はコンピューターとモバイルデバイス(iPhone/iPad/Android)を同時接続可能な最高24ビット/96kHz対応のオーディオインターフェース。電源供給用を含めて3つのUSB-C端子を備えている。アナログ入力は、48Vファンタム電源を供給可能なマイク/ライン入力(XLR/TRSフォーンコンボ)を2基搭載するほか、ステレオ楽器などの接続に便利なAUX入力(ステレオミニ)も装備。アナログ出力はスピーカー出力としてTRSフォーン×2とステレオミニを各1系統ずつ用意。ヘッドホン端子はステレオフォーンとステレオミニの2種類が用意されており、付属のコントロールソフトであるCONTROL CENTERを利用することで、それぞれ別ミックスをモニタリング可能だ。

LEWITT CONNECT 6

42,900円
本体のトップパネルは大型のノブが1つあるのみ。ノブを押し込むことでInput 1、Input 2などの入力やヘッドホン1/2などを切り替えて、それぞれのゲインや音量を調整していく。フロント左側にはヘッドホン端子をステレオミニとステレオフォーンの2系統用意。付属ソフトのCONTROL CENTERで異なるミックスを作って、それぞれ個別にモニターすることができる

リアパネル。左からコンピューター接続用USB-C端子、電源供給用USB-C端子、AUX入力(ステレオミニ)、モバイルデバイス接続用USB-C端子、ステレオミニとTRSフォーン×2のスピーカー出力、マイク/ライン入力×2(XLR/TRSフォーンコンボ)

リアパネル。左からコンピューター接続用USB-C端子、電源供給用USB-C端子、AUX入力(ステレオミニ)、モバイルデバイス接続用USB-C端子、ステレオミニとTRSフォーン×2のスピーカー出力、マイク/ライン入力×2(XLR/TRSフォーンコンボ)

 またDSPを内蔵しており、CONTROL CENTER上でEQ、コンプレッサー、マキシマイザー、エクスパンダー、ダッカー、それにリバーブ(www.lewitt.jp/blog/reverb-for-connect-6を参照)を使用可能。録音や配信初心者に向けたオートセットアップ機能も用意されており、画面の指示に従って、簡単に音を出すだけで、プリアンプのゲイン量やエフェクトなどを最適な状態に設定できる。

付属ソフトのCONTROL CENTER(Windows/Mac対応)。オートセットアップ機能を使うと適切なゲインやエフェクトなどの設定を自動で行ってくれる

付属ソフトのCONTROL CENTER(Windows/Mac対応)。オートセットアップ機能を使うと適切なゲインやエフェクトなどの設定を自動で行ってくれる

 そのほか、3系統のループバックを備えDAWの音声を配信で流せる上に、モバイルデバイスとコンピューター間でも音声を転送可能。無償でsteinberg Cubase LE/Cubasis LEのライセンスが付属し、本機を購入して付属の国内サポートIDを登録すると、iZOTOPEのAIオーディオエンハンサーVEAも入手できる(国内流通品以外は対象外)。多様なシーンで活躍するCONNECT 6、要注目の製品だ。 

【SPECIFICATION】
●接続タイプ:デュアルUSB-C ●アナログ入力:マイク/ライン入力(XLR/TRSフォーンコンボ)×2、AUXインプット(ステレオミニ) ●アナログ出力:ラウドスピーカー出力(TRSフォーン)×2、ポータブルスピーカー出力(ステレオミニ)、ヘッドホン出力×2(ステレオフォーン、ステレオミニ)、 ●デジタル入出力:モバイル(USB-C)、コンピューター(USB-C) ●DSP:ローカットフィルター、エクスパンダー、コンプレッサー、イコライザー、オートセットアップ ●外形寸法:220(W)×43(H)×114(D)mm ●重量:395g

製品情報

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