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UVI Quadra: Modular 〜モジュラーシンセに特化した4つのインストゥルメントを制御するソフト音源

 UVIはQuadraシリーズの第4弾として、4種類のシンセサウンドをレイヤー/モーフィング可能なソフト音源、Quadra: Modular(22,000円)をリリースした。イントロ価格として、5月26日まで限定価格15,000円で販売される。

4つのインストゥルメントをXYパッドでモーフィング可能

 Quadra: Modularは、ハードウェアシンセの音質とソフトウェアならではの利便性を融合させた新世代ソフト音源。メイン画面中央にはXYパッドを備え、ここにA〜Dのインストゥルメントをマッピングできる。XYパッドを用いることでこれらのインストゥルメントをリアルタイムにモーフィングでき、オートメーションを施すことも可能だ。

厳選されたモジュラーシンセ30種類のサウンドを収録

 また、Quadra: Modularは大型シンセのAnalogue Solutions ColossusやE-MU Modular Systemをはじめ、EMS Synthi A、KORG MS-20など、厳選したモジュラーシンセサイザー30種類を66,843種のマルチサンプルで収録。プリセットは585種類を備えている。

各インストゥルメントにはアルペジエイターやエフェクトを搭載

 Quadra: Modularに備わるA〜Dのインストゥルメントは、それぞれエンベロープコントロール/ユニゾン/64ステップアルペジエイター(フレーズシーケンサー)などの機能を装備し、エフェクトにはコーラス/フェイザー/3バンドEQ/リバーブ/ディレイ/ビブラート/トレモロ/オーバードライブなどを搭載。これらのエフェクトは、キーボードコントローラーのモジュレーションホイールで即座に操作することが可能だ。

UVI Quadra: Modularに内蔵されたインストゥルメントの編集画面。エンベロープやフィルター、ピッチ、ボイシング、各エフェクト調整などが行える

 特に64ステップアルペジエイターは、ユークリッドエンファシスやスケールクオンタイザー、MIDIエフェクトといった機能を装備。これにより、シーケンスにユークリッドリズムのアクセントを加えてグルーブを生み出したり、入力ノートを特定のスケールに矯正/制限したりすることができる。また、作成したシーケンスを複製可能な“Copy-to”ボタンも用意されているため、ほかのインストゥルメントへ瞬時に適用することが可能だ。プリセットとして保存し、ほかのユーザーと共有することも行える。

インストゥルメントAのアルペジエイター編集画面。ステップシーケンサーは最大64ステップを備え、ステップごとにベロシティ/ピッチ/オクターブ/ゲート/リピート/パンの設定が可能だ

 Quadra: Modularは、同社のソフトシンセFalcon 3.1.14以降(別売り)また無償のUVI Workstation 3.0.2以降で動作。Mac/Windowsに対応し、スタンドアローンまたはAAX/AU/VST/VST3プラグインとして使用できる。

 

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