SPITFIRE AUDIOから、大編成オーケストラを再現するソフト音源SPITFIRE SYMPHONY ORCHESTRA(94,655円前後/価格は為替レートによって変動)がリリースされた。従来のSPITFIRE SYMPHONIC STRINGS、SPITFIRE SYMPHONIC BRASS、SPITFIRE SYMPHONIC WOODWINDS、SPITFIRE PERCUSSIONを刷新したもので、この4タイトルすべてのユーザーであれば無償で入手可能。また3月7日(木)までリニューアルを記念して75,724円前後(20%オフ)で販売される。
約345GBの容量を誇るSPITFIRE SYMPHONY ORCHESTRAは、従来のNative Instruments KONTAKT 5ベースだった従来のバージョンから一新し、KONTAKT 7をベースに開発(無償のKONTAKT 7 PLAYERにも対応)。画面デザインが大きく見直され、現状の把握や設定変更も容易になった。
SPITFIRE SYMPHONY ORCHESTRAには、新しいレガートパッチを用意。キースイッチを使わずにアーティキュレーションを切り替えて演奏に没頭できるPerfomance Legatoも追加されている。また、即興的にスコアリングを行うために、曲想に合わせて用意されたパッチ”Curated Ensemble”も多数追加された。
サンプルは、AIRリンドハースト・ホールで収録された定評あるサウンドを継承。膨大なアーティキュレーションや複数のマイクセットのバランス調整、CC#32だけで機能をコンパクトに呼び出すUACC(Universal Articulation Controller Channel)、アルペジエイターのように和音をフレーズに変換するOstinatumも継続採用されている。
Symphonic Strings
ストリングスは、60人の弦楽器奏者(第1バイオリン16人、第2バイオリン14人、ビオラ12人、チェロ10人、コントラバス8人)によって制作。数多くのサントラを手掛けるアンドリュー・ブラニーによってプログラムされた9つのレガート・パッチを含む175種類以上のアーティキュレーションを収録している。
Symphonic Brass
金管はソロ、室内楽、交響楽、映画音楽など幅広い楽器編成を収録。古典的な楽器から珍しいものまで、あらゆる金管楽器を網羅する。
Symphonic Woodwind
ピッコロ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットのほか、アルト、バスフルート、バスクラリネット、コントラバスクラリネット、コントラファゴットなどまで収録。
Symphonic Percussion
受賞歴のあるパーカッショニスト、ジョビィ・バージェスが演奏するオーケストラ・パーカッションを収録する。
Piano/Harp
上記4つに加えて、発売中のSpitfire Harp(22,418円前後)と、Orchestral Grand Piano(販売終了)のライブラリーも収録。ハープはロンドンを代表する奏者、スカイラ・カンガの演奏を元に、あらゆる調のグリッサンドを含むさまざまなアーティキュレーションとペダリングを収録する。ピアノはフルオーケストラとマッチするように設計されている。