Rupert Neve Designsから、新しいアナログステレオプロセッサーMBT: Maste BUs Transformer(オープンプライス:市場予想価格583,000円前後)が10月28日(土)に発売となる。
周波数可変ハイパスフィルターを備えたインプットトリム、2バンドEQ、コンプ、WIDTHコントロール、倍音を付加するSUPER SILK、アウトプットトリムで構成。同社が誇るカスタムトランスとクラスA回路をシグナルパスに採用する。
EQは、上品で音楽的に効くLF/HFシェルフタイプ。ゆるやかなスロープを持ち、位相変化も最小限に留められている。
COLOR COMPと名付けられたオプティカルコンプレッサー部は新設計によるものでで、オプトセル特有の非線形ひずみとカラフルな特性を強調できる。周波数可変のサイドチェイン・ハイパスフィルター、原音とエフェクト(コンプ通過)音のブレンド機能も搭載する。
続くWIDTHセクションも新設計で、ローエンドのフォーカスを損なうことなく、ステレオ感を拡張。同社Portico II Master Buss ProcessorのStereo Field Editor (SFE) セクションに備わるWIDTHを踏襲しつつ、ステレオ感を原音に対して加算する設計で、広いレンジを確保する。また周波数可変のハイパスフィルター(50~800 Hz)を備えることで、低域〜中低域をセンターに収めることができる。
SUPER SILKは、従来の同社製品のSILKでは高域に効果的なRedと低域に有効なBlueの選択式だったが、これらが同時にコントロール可能に。トランス通過成分量を調整するHarmonics、ソフトクリッパーZener Driveの独立したコントロールも搭載する。
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