YAMAHAは、指を使って本格的なドラム演奏を手軽に楽しむことができる電子楽器、フィンガードラムパッドFGDP-50(39,600円)とFGDP-30(25,300円)を9月15日(金)に発売する。軽量コンパクトなボディにスピーカーや音源、充電式リチウムイオンバッテリーを搭載し、時間や場所を選ばずに演奏を楽しむことができる。
パッドは、人間工学に基づいてフィンガードラムの演奏に最適となるようレイアウト(特許・意匠出願中)。パッドの硬さや感度もフィンガードラムの演奏に最適化されており、繊細な強弱の表現はもちろん、フラムやロールといったドラム特有の奏法による表現もできるという。
また、パッドを押しこむことで、シンバルをつかんで音を止めるシンバル・チョークを再現したり、エフェクトのかかり具合を変えてリアルタイムに音色に変化をつけたりすることも可能。さらに、スネアドラムを強くたたくとオープンリムショットのサウンドに切り替わるといったこともできる。
サウンドは、電子ドラムDTXシリーズのアコースティックドラム・サウンドをフィンガードラム用にチューニングして搭載したほか、新たにデザインしたエレクトロニックサウンドも多数搭載。FGDP-50には1,500種/48キット、FGDP-30には1,212種/39キットの音色を内蔵し、好みの音色を組み合わせたカスタムキットも作成できる。
上位機種FGDP-50は、FGDP-30と同様のパッドレイアウトに8個のRGBパッドを追加。また、USBメモリー(別売り)に保存した音色やフレーズを本体のパッドに割り当てて演奏したり、演奏を録音したりすることも可能となっている。バックトラックを再生してセッションを楽しめる「Session Creator」や、設定したテンポと間隔で発音を繰り返す「Note Repeat」などを使って、よりクリエイティブな演奏が行える。
両機とも単体での使用だけでなく、USBケーブルでパソコンと接続することでパッドコントローラーとしても使用可能。FGDP本体の再生音をUSB経由でDAWに録音することもできる。また、音声入力端子もあり、スマートフォンなどから再生した音楽とセッションも楽しめる。さらに、無料iOS/Androidアプリ「Rec’n’Share」を使うと、自身の演奏の撮影、録音、編集、SNSへのアップロード/シェアまでを簡単に行うことが可能だ。