IK MULTIMEDIA AXE I/O ONE〜ギター/ベースの録音を考え抜いたオーディオインターフェース

AXE I/O ONEメイン

 IK MULTIMEDIAから、コンパクトでありながらギター/ベースのレコーディングに必要な仕様を考え抜いて作られた1イン/3アウトのUSB-Cオーディオ・インターフェース、AXE I/O ONE(オープンプライス:市場予想価格21,450円前後)が発表された。イタリアでは出荷が開始され、日本発売は5月17日(火)を予定している。

AXE I/O ONEフロント
AXE I/O ONEリア
フロント(左)とリア(右)

 最高24ビット/192kHzに対応。入力端子はXLR/TRSフォーン・コンボを採用し、48Vファンタム電源対応マイク入力と、ギター/ベース用のInstrument入力を兼ねる。出力はステレオのラインアウト(TRSフォーン×2)とヘッドフォン出力(ステレオフォーン)のほか、後述するようにリアンプ用のAMP OUTも用意する。

ギター/ベースに特化した入出力の機能

AXE I/O ONE トップ

ノブやスイッチはトップパネルに集約されている

 Instrument入力には、インピーダンスを連続的に調整するZ-TONE技術を採用。接続したギター/ベースの種類やピックアップ、欲しいサウンド・キャラクターに合わせて、2.2kΩ〜1MΩの範囲で入力インピーダンスを変更できる。

 楽器用プリアンプ回路には、真空管のようにわずかに倍音を付加して柔らかく温かみある音を生むディスクリートJFETと、透明で正確なサウンドをを伝えるPUREの、2モードを用意する。また、ピックアップのパッシブ/アクティブに合わせて変更可能な入力モード切り替えも備えている。

リアンプ用のAMP OUT端子も用意

リアンプ用のAMP OUT端子も用意

 さらに、AMP OUTからアンプやコンパクトエフェクターへ出力し、その信号をAXE I/O ONEに入力することでリアンプも可能。マイク入力も可能なので、実際にキャビネットへマイクを立ててリアンプすることもできる。

AmpliTube 5 SE、TONEX SE、Ableton Live Liteが付属

AXE I/O ONE+TONEXでのプレイ

 AXE I/O ONEには、ギター/ベース・アンプやエフェクトをシミュレートするソフトウェアAmpliTube 5 SEと、AI Machine Modeling技術で実際のアンプやエフェクトの特性をキャプチャーして再現するTONEX SEのライセンス(Mac/Windows)が付属する。

 AmpliTube 5 SEには、ストンプ、ラック・エフェクト、アンプ、キャビネット、スピーカー、マイク、ルームなど、80種類のギア・モデルが収録されている。

 一方、TONEX SEには、アンプ、ペダルのTone Modelを200種類収録するほか、ToneNETにてTone Modelをダウンロードすることも可能。世界中のユーザーが投稿した1万種以上のユーザーTone Modelも利用できる。

 またDAWソフトのAbleton Live Lite(Mac/Windows)のライセンスも付属している。

iPadにも対応

 AXE I/O ONEは、USB-C端子を搭載した最新のAPPLE iPadにも対応。無料のAmpliTube CS、GarageBand、TONEXなどのiOSアプリで演奏/レコーディングを楽しむことができる。また、購入したAXE I/O ONEのシリアル・ナンバーを、iOSアプリ版のTONEXに登録すると、アプリ内課金のTONEX SE(通常価格23,800円)がアンロックされ、Mac/PC版と同じTone ModelをiPadでもプレイできるようになる。

AmpliTube TONEX

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