YAMAHA MODX+ 〜フラグシップシンセMontageを継承したMODXの後継モデル

 YAMAHAは、シンセサイザーMODX+を発表した。発売は9月9日から。ランナップは61鍵のMODX6+(143,000円)、76鍵のMODX7+(176,000円)、88鍵ピアノタッチのMODX8+ (203,500円)を用意している。

上からMODX6+、MODX7+、MODX8+


 MODX+は、AWM2とFM-Xのハイブリッド音源搭載のシンセサイザーMODXの後継モデルで、FM-Xの最大同時発音数を従来モデルの64音から2倍の128音に増強。AWM2と合わせて同時発音数256音、さらにユーザー波形メモリーは1.0GBから1.75GBに拡大するなど、音源性能が強化されている。

 MotifやMOXFといった歴代のシンセライブラリーの読み込みにも対応し、Webアプリ「FM Converter」を使用すれば、DX7シリーズのボイスデータもコンバート可能。複数のFM音色をモーフィングしユニークな表現が可能になったスマートモーフ、超高解像度リバーブからモデリング回路技術を駆使した充実のエフェクト、サイドチェーン機能など多彩な機能も実装している。

 モーションコントロールも従来モデルから継承。最大128のパラメーターを一度に操作できるスーパーノブ、音色の変化をシーケンスに合わせて制御するモーションシーケンサー、外部などの入力音声からコントロール情報を生成し音を変化させるエンベロープフォロワーにより、ダイナミックな音色変化が可能だ。

 コンピューターやiOSデバイスと接続すると、入力4イン/10アウトのオーディオインターフェースとして使用することが可能で、DAWソフトSTEINBERG Cubase AIも付属する。

 演奏に欠かせないピッチベンドとモジュレーションホイールは、Mongage同じくラバーコーティング仕上げにアップグレード。また可搬性も優れており、重さはMontageの半分以下(MODX6+は6.6kg、MODX7+は7.4kg、MODX8+は13.8kg)に抑えられいる。

MODX+発売キャンペーンも実施

 MODX+を10月31日までに購入して専用サイトから応募すると、ピアノ音色ライブラリー「Bösendorfer piano for MODX+」を含めた、3種類(計4音色)の追加ライブラリーがダウンロード提供される。

 さらに3月31日までにMODX+を購入した学生に対しては専用ソフトケースもプレゼントされる。詳しくはキャンペーンサイトで確認して欲しい。

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