VIENNA SYMPHONIC LIBRARY(VSL)のコンボリューション・プラグイン、Multi Impulse Response(MIR)シリーズの第3世代製品として、Vienna MIR Pro 3D(102,410円。2022年8月9日(火)正午までの申込でセール価格95,590円)がリリースされた。使用には別売りのルームパック(後述)が必要で、購入の際には見積もりが必要となる。Mac/Windows、AAX/AU/VST2&3対応。
ステレオはもちろん、新たにバイノーラルやDolby Atmos、Auro-3D、360 Reality Audio、そして3次までのAmbisonicsなど、出力フォーマットを自由に選択可能。楽器やバーチャルマイク、マイクカプセルを3次元で表現された仮想空間で動かし、あらゆる方向に向けて調整することができる。なお、仮想ステージ上で扱えるチャンネル数を24に制限したVienna MIR Pro 3D (24)(48,840円。2022年8月9日(火)正午までの申込でセール価格44,660円。こちらも要見積)も用意されている。
ルームパック(別売り:要見積)は、有名ホールや有名スタジオ、教会、そしてVSLが誇るSynchron Stageなど、さまざまな空間を再現する6つのパックとそのバンドルを用意。空間の再現にはAmbisonics研究で知られるグラーツ大学電子音楽音響研究所(IEM)で開発された独自のプロセスが組み込まれており、高次Ambisonicsによってそれらの空間をリアルに再現する。また、複数の空間を並列で利用でき、楽器やオーケストラ全体を別の空間へドラッグ&ドロップしたり、同じ空間を複数立ち上げて異なるセットアップを同時に使用することも可能となっている。