YAMAHAから商業空間向けペンダント型スピーカーVXHシリーズがリリース

 YAMAHAは、 高い天井や吹き抜けなどの開放構造を持った施設への吊り下げ設置に最適なペンダント型スピーカーVXHシリーズを8月に発売する。

設置例

 VXHシリーズはブラックとホワイトの2色を用意。 カフェやレストラン、 ショッピングモールなどの商業空間やアミューズメント向けの施設などにおいて、心地よい音楽や音声の再生と、調和性の高いデザインの両立を実現する。同軸2ウェイ・8インチユニットを搭載したVXH8B/W(各色66,000円/1台)は許容入力が360W、公称指向角度が75°で、高い位置へ吊り下げても音が下まで十分に届く仕様。同軸2ウェイ・6インチユニット搭載のVXH6B/W(各色55,000円/1台)は許容入力が300W、公称指向角度120°と広く、比較的低い位置で吊り下げる用途で設計されている。

左からVXH8B、VXH8W、VXH6B、VXH6W

 人間工学に基づいた見た目の圧迫感が少ない円形状の筐体によって、下から見上げた際に目立ちにくい、空間に溶け込むデザインを採用。また、多様なインテリアに調和させるため、筐体の上から塗装することも可能となっている。

円形状の筐体デザイン(写真はVXH8W)

 さらに、屋外での使用も想定した防水規格IP45に準拠しているほか(高湿度環境での仕様は想定外)、持ち運び時に便利なキャリングバンドを備えており、設置時に簡単かつ安全に高さを調節できるGRIPPLE製スピーカー吊り下げ用キットが付属する。

持ち運びに便利なキャリングバンド(写真はVXH8B)

 VXH8が7.2kg、VXH6が5.7kgと、ペンダント型スピーカーの中では比較的軽量なのも魅力。また、ハイインピーダンス/ローインピーダンスの両接続に対応し、 スピーカーの入力W数はタップセレクターにより設置後でも簡単に切り替えができる。これによって、ユニットの追加を最小限に抑えることができ、設置制約の多い商業空間で音響に求められるニーズに合わせたシステム設計を実現する。

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