BLACK LION AUDIOからFET/オプトのハイブリッド・コンプ、B172Aが登場

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 シカゴのブランドBLACK LION AUDIOから、2種類のモノラル・コンプレッサーを1つのシャーシにまとめたアウトボード、B172A(オープン・プライス:市場予想価格198,000円前後)が発売された。

 B172Aは、UREI 1176スタイルのFETコンプとTELETRONIX LA-2A系のオプト・コンプを統合。前者はBLACK LION AUDIOの1176系コンプSeventeenをベースに設計されており、後者はカスタム・デザインのフォトセルT4BLAを採用している。また、FET/オプトの両セクションは出力段に独自のシカゴ・スタイル大型トランス、オプト・セクションは入力段にCINEMAG製のトランスを搭載。各セクションを個別に使えるだけでなく、両者を前後に直列接続できるようにロータリー・スイッチが設けられている。2台のB172Aをステレオ・リンクさせて使うことも可能だ。

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リア・パネル。2Aと表示されているのがオプト、17がFETの各セクションで、それぞれにバランス接続のライン入出力(XLRおよびフォーン)とリンク端子(フォーン)を装備

 

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シャーシの内部。写真左の基盤がオプト、右の基盤がFETセクションのもの。左下に見えるのが両セクションの出力段に備わった独自の大型トランスで、中央やや右下の銀色のパーツがオプトの入力段に使われているCINEMAG製のトランスCM-6104

 

製品情報

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