4つの真空管回路とFET回路を搭載するLEWITT LCT 1040が登場

4つの真空管回路とFET回路を搭載するLEWITT LCT 1040が登場

 LEWITTの新マイク、LCT 1040(418,000円)が2月16日に発売される。透明感のあるFET回路と4種類のキャラクターを切り替え可能な真空管回路を組み合わせたマイクで、1インチ・トゥルー・コンデンサー・カプセルを搭載。出力は2系統あり、真空管とFETのバランスを後から調整することができる。着脱可能なリモート・コントローラーも付属し、マイクを触らずに別室からのサウンド・メイクも可能だ。

 

 真空管回路はClear/Warm/Dark/Saturatedの4種類。それぞれの特徴は以下のようになっている。

 

  • Clear:バランスのよいフラットなサウンド
  • Warm :スムースで心地良いサウンド
  • Dark :高域を抑えたマイルドなサウンド
  • Saturated:豊かなハーモニクスと繊細なコンプレッション

 

 最高級のバイオリンから轟音のロック・ボーカルまで、スタジオで録音されるすべてのスタイルや用途をカバーする設計になっているとのこと。声や楽器にさらなるパンチや精度を求めるときは、FET回路出力のブレンドが有効だ。

 

 リモート・コントローラーは電源ユニットから取り外し、3ピンのXLR端子ケーブルで接続することで、離れた場所からLCT 1040を操作することができるようになる。真空管回路の変更のほか、ハイパス・フィルター(Linear/40/80/120Hz)、アッテネーター(0/–6/–12/–24dB)、真空管回路とFET回路のブレンド、指向性切り替え(無指向〜単一指向〜双指向をシームレスに調整可能)、マイクの前面/背面の切り替えができる。

 

f:id:rittor_snrec:20220202190325j:plain

リモート・コントローラー+電源ユニット。上部のリモート・コントローラーは着脱可能で、電源ユニットと3ピンXLRケーブルで接続することで遠くからでもマイクの設定変更が行える

f:id:rittor_snrec:20220202190454j:plain

リモート・コントローラー+電源ユニットのリア・パネル。下部の電源ユニットにはMixとFETという2系統の出力を備えている

 

 電源ユニットにはMixとFETの2系統の出力を用意。Mixからはリモート・コントローラーで設定した真空管とFET回路のブレンド信号、FETからはFET回路のみの信号が出力される。

 

 LCT 1040はマイク本体とリモート・コントローラー+電源ユニットのほか、カーボン・ファイバー製ショック・マウント、ショック・マウントに取り付けることができるポップ・フィルター、マイク・マウント、11ピン・XLRケーブル、トランスポート・ケースが付属する。

 

f:id:rittor_snrec:20220202190642j:plain

LCT 1040の付属品

 

f:id:rittor_snrec:20220202190712j:plain

マイク本体と付属品はトランスポート・ケースに収まる

 

製品情報

www.minet.jp