LAB.GRUPPENから消費電力を抑えたDSP内蔵の2chパワー・アンプ、IPXシリーズが登場

f:id:rittor_snrec:20220124173149j:plain

 LAB.GRUPPENが1Uの2chパワー・アンプ、IPXシリーズを発売。企業の音響設備やライブPAに向けたもので、IDEEA(IntelliDrive Energy Efficient Amplifier)テクノロジーによる低消費電力を特徴とする。製品ラインナップは、出力1,200W(600W×2/4Ω)のIPX 1200(187,000円)と2,400W(1,200W×2/4Ω)のIPX 2400(253,000円)の2機種だ。

 

f:id:rittor_snrec:20220124173718j:plain

IPX 2400。最大出力2,400Wで、外形寸法483(W)×44(H)×423(D)mm、重量は7kgとなっている

f:id:rittor_snrec:20220124174141j:plain

IPX 2400の背面。左から、2ch分のアナログ・インとそれぞれのリンク・アウト、AES/EBUインとそのリンク・アウト(以上すべてXLR)、ネットワーク端子(RJ-45)、2ch分のスピーカー・アウト(スピコンおよびバインディング・ポスト)を備える。AES/EBUインからアナログ・インに切り替わる冗長化のための機能も搭載。IPX 1200の背面も同様の構成だ

f:id:rittor_snrec:20220124173923j:plain

最大出力1,200W(4Ω)のIPX 1200。外形寸法は483(W)×44(H)×336(D)mmで、重量は5.3kg

 

 いずれの機種も音声入力はアナログ1/2およびAES/EBU(192kHz対応)で、計4chまでの信号を内蔵DSPのインプット・ミキサーで扱える。このミキサーは専用ソフトのIPX Controller(Mac/Windows/APPLE iPad)から操作可能。さらにEQやディレイ、クロスオーバーといった内蔵インプット・プロセッサー、アウトプット用のEQやディレイなどもコントロールできる。

 両機種とも音声出力はアナログ1/2となっており、スピーカーとのマッチング/スピーカー保護のためにSpeaker Protect Limiterを搭載。ほかのユニットへ未処理の信号を出力できるリンク・アウトも用意している。

f:id:rittor_snrec:20220124175002j:plain

専用ソフトIPX ControllerでIPXシリーズ内蔵のインプット・ミキサーを操作しているところ。このソフトはタッチ・スクリーン・インターフェースにも対応している

f:id:rittor_snrec:20220124175131j:plain

本体内のEQもIPX Controllerで制御可能。画面のインプットEQは最大10バンド、アウトプットEQは最大40バンドで、いずれもパラメトリック型となっている

f:id:rittor_snrec:20220124175452j:plain

IPX Controllerのクロスオーバー調整画面

製品情報

beetech-inc.com