最大128ch出力に対応した空間オーディオ・プロセッサーL-ACOUSTICS L-ISA Processor Ⅱが発表

f:id:rittor_snrec:20211108133352j:plain


 L-ACOUSTICSは、空間オーディオ・プロセッサーL-ISA Processor Ⅱを発表した。L-ISA Processor Ⅱは、同社が提供するL-ISAイマーシブ・ハイパーリアル・サウンド・テクノロジー(以下、L-ISAテクノロジー)のためのハードウェア・ソリューション。L-ISAテクノロジーは、専用ハードウェアと専用ソフトウェアを組み合わせて利用することで、多次元のミキシングと空間の最適化を実現する技術だ。

 

 従来モデルのL-ISA Processorでは、最大64台のスピーカーへの出力が可能となっていたが、L-ISA Processor Ⅱでは、出力数は16/32/64/128chの4種類が用意され、ユーザーは、出力数に応じて価格設定が異なるライセンスを購入して利用することとなる。サンプリング・レートは最高96kHzで、いずれも入力数は128ch。スピーカーの位置情報やパン、幅、距離、高さ、AUXセンドなどのパラメーターに基づいて最大96個のオーディオ・オブジェクトの空間音響処理とバーチャル・アコースティックをコントロール可能だ。

f:id:rittor_snrec:20211108142016j:plain

リア・パネル

 L-ISA Processor Ⅱは、96イン/32アウトのMADI入出力、64イン/128アウトのMILAN-AVB入出力に対応し、MADIの入力信号をMILAN-AVBで出力することもできる。さらに、DIGICO、SSL、YAMAHAのミキシング・コンソールのチャンネル・ストリップによる操作が可能なDeskLinkにも対応する。

 

 L-ISA Processor Ⅱの出荷は2022年1〜3月に開始予定で、価格は未定。購入時にはトレーニングの受講が必要となっている。

 

製品情報