CRIMSON TECHNOLOGYがAI仕様のボイス・チェンジャー・ソフトVoidol2を発売

CRIMSON TECHNOLOGYがAI仕様のボイス・チェンジャー・ソフトVoidol2を発売

 CRIMSON TECHNOLOGYから、Voidol2 - Powered by リアチェンvoice -(以下Voidol2)が登場。入力した声をAIでリアルタイムに変換するボイス・チェンジャー・ソフトで、Mac/Windowsに対応。本日よりRock oN Line eStoreおよびティアックストアで発売され、11月上旬にはAmazon.co.jp PCソフトダウンロード ストアや楽天ブックスでも展開予定だ。価格は13,200円で、12月26日までは発売を記念し8,800円で提供される。

 Voidol2は、ユーザーの声をさまざまなキャラクター(ボイス・モデル)の声質に寄せることができるソフト。“音宮いろは”をはじめ、男女の日本語モデルや単一の中国語モデルをプリセットし、今回のバージョンからは女性の英語モデル“ソフィア・ラムフィールド”と新開発の女性日本語モデル“音宮うらら”を追加。そのほか24種類のボイス・モデルが別売にて用意されている。

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キャラクター・イメージ

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ボイス・モデルの設定画面

 

 アップデートされたポイントとしては、新しいボコーダー・エンジンも挙げられる。40ms程度の低レイテンシーで動作し、上下3オクターブのピッチ・チェンジやフォルマント変更を自由に設定可能。また、ピッチや声質に関する情報を事前に入力しておくことで、ユーザーに最適化されたナチュラルかつクリーンな変換が行えるという。

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ボイス変換の詳細設定画面

 

 変換にバリエーションを与える機能も拡充され、常にひそひそ声で話しているようにするWHISPERやロボット・ボイスのためのROBOTをはじめ、半音階ごとにピッチを変化させるPitch Quantization、イントネーションを強調したり弱めたりするPitch Stretcher、自動的にビブラートをかけられるVibratoなどが用意されている。

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画面上部中央がWHISPER、右がROBOTの機能をアクティブにするボタン

 

 Windows版には、変換後の音声をビデオ・チャット・アプリケーションやOBS Studioなどの配信ソフトに送り込むための“Voidol音声ドライバー”をパッケージ。Voidol2をインストールするだけで使用可能になる。Mac版においては、VB-AUDIO VB-Cableなど他社のバーチャル・ドライバーを併用することで、同様のアクションが行える。配信番組の盛り上げに有用な内蔵サンプル・プレーヤー(Mac/Windows)も新たな機能だ。

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Voidol2を使った配信のイメージ

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内蔵サンプラーは4バンク×5サンプルという仕様で、合計20種類の音声を扱える

 

製品情報

crimsontech.jp