WESAUDIOからステレオ・バス・コンプのNGBusCompが登場した。アナログ回路のハードウェアながらデジタル制御に対応し、専用プラグインを用いることで全パラメーターのリモート・コントロールやリコールが可能となっている。価格は362,000円+税。
NGBusCompは4基のVCA回路(THAT 2181)をパラレルで使用したステレオ/デュアル・モノのバス・コンプレッサー。L/Rchはリンク解除ができ、両チャンネルで異なる設定を用いることが可能だ。M/Sモードも備えている。
レシオは5つの設定を用意(1.5:1、2:1、4:1、10:1、INF)。サチュレーションを加えるTHDのほか、60/90/150Hzのハイパス・フィルターと2種類のチルト・フィルター、外部入力に対応するサイド・チェイン機能、ドライ/ウェットを調整できるMIXも備わっている。
出力段にはCARNHILL製トランスを搭載しており、IRONモードをオンにすることでメイクアップ・ゲインを使ったトランスのドライブ・サウンドを得ることができる。後段にPADも用意されているので、最終的な出力レベルの調整も可能だ。
NGBusCompの大きな特徴が、専用プラグイン(AAX/AU/VST)を使ったリモート・コントロールとリコール。DAW上でオートメーションを描いたり、MIDIコントローラーなどを使ったパラメーター操作ができる。プラグインでの設定を保存しておけば、パラメーターの数値をメモしておく必要も無く、簡単にリコールが可能。コンピューターとはUSBまたはイーサーネットで接続する仕様だ。本体にも3つのプリセット・ボタンがあるので、プラグインを介さずに設定の読み出しや比較も行える。
WESAUDIO NGBusComp
362,000円
製品情報
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