ZOOMは、デスクトップとライブ・ステージの両方での使用を見据えたボーカル・プロセッサー、V3(オープン・プライス:市場予想価格20,000円前後/税込)を発表した。発売は8月上旬を予定している。
キーと原音に対する上下(5パート中2パート)を指定するだけで使えるハーモニー・プロセッサーを中心に、ボコーダー、トークボックス、ピッチ・コレクト、ロボット、男声から女声やその逆も変換できるフォルマント・シフトなど16種類のエフェクトを内蔵する。ボーカルはもちろん、ボイス・チェンジャーとしても使用可能だ。エフェクトの種類を選択して、アジャスト・ダイアルを調整するだけで扱える簡単な操作性が魅力となっている。
本体パネルには、それぞれ専用ノブからアクセスできるコンプレッサー、ディレイ、リバーブも用意。歯擦音を抑えながら声の輪郭を際立たせるエンハンス機能も内蔵してり、これらはメインのエフェクト16種と独立して使用できる。
マイク入力からは、48Vファンタム電源の供給も可能。同社の超指向性ボーカル用マイクSGV-6(別売り)などのコンデンサー・マイクも使用できる。Mac/Windows/iOS対応の2イン/2アウトUSBオーディオ・インターフェースとしても機能するため(iOSではLightning-Cameraアダプターが別途必要)、ボーカル・レコーディングやストリーミング、ポッドキャストにも活用できそうだ。
別売りフット・スイッチの入力にも対応しており、FP-01を用いたエフェクト・オン/オフやFP-02Mでのパラメーター・コントロールも行える。そのほかハンディ・レコーダー・マウントのHRM-7/HRM-11(どちらも別売り)を使用することで、マイク・スタンドへマウントすることも可能となる。
製品情報
ZOOM V3
オープン・プライス
(市場予想価格20,000円前後)
■ボイス・エフェクト:16タイプ(HARMONY、VOCODER、TALK BOX、PITCH CORRECT-KEY、OCTAVE、UNISON、WHISTLE、PITCH CORRECT-CHROMATIC、DISTORTION、TELEPHONE、BEAT BOX、CHORUS、CHILD、ROBOT、DEEP、FORMANT CHARACTER) ■同時使用エフェクト数:5 (COMP、ENHANCE、EFFECT、DELAY、REVERB) ■サンプリング周波数:44.1kHz ■AD/DA変換:24ビット128倍オーバーサンプリング ■信号処理:32ビット ■周波数特性:20Hz〜20kHz(+1/-3 dB)(10k Ω負荷時) ■外形寸法:190(W)×50(H)×150(D)mm ■重量:0.59kg(電池を除く)
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