【お知らせ】6月20日の申込/更新分より、サンレコWebのサブスクリプション価格を改定いたします。詳細はこちらをご覧ください。また、6月17日までWeb+印刷版(年間)を約30%オフでご提供しています。

神山羊がSEIDEのコンデンサー・マイクPC-Me MK2 & EC-Me MK2をレビュー

神山羊がSEIDEのコンデンサー・マイクPC-Me MK2 & EC-Me MK2をレビュー

マイク・ブランドのSEIDE(ザイド)から、手に取りやすい価格帯かつ軽量小型のコンデンサー・マイクが登場した。エレクトレット・ピックアップを搭載したEC-Me MK2とトランスレス回路を採用したPC-Me MK2だ。ここでは、シンガー・ソングライターの神山羊に試してもらい、2機種の性能や魅力を解説していこう。

Photo:Chika Suzuki

ナチュラルでミックスしやすい音が得られる

左から、EC-Me MK2(エメラルド・ブルー)、EC-Me MK2(バーミリオン・レッド)、PC-Me MK2

左から、EC-Me MK2(エメラルド・ブルー)、EC-Me MK2(バーミリオン・レッド)、PC-Me MK2

 まずは神山が抱いていたSEIDEのブランド・イメージや、EC-Me MK2とPC-Me MK2の第一印象を聞いてみた。

 「SEIDEのマイクはDTMや“歌ってみた”を始めた知人が使っていて、ポップな色でかわいいという印象でした。EC-Me MK2とPC-Me MK2はすごく軽く、スマホなどと同じような感覚で手に取れるサイズ感が良いですね。軽くてもボディはしっかりしています。EC-Me MK2はカラッとした感じでしゃべり声が良い感じに伝わって配信に良さそうです。PC-Me MK2は、ボーカル録りで歌っているときの細かい表現のニュアンスまで拾ってくれると思いました」

 続いて各機種を詳しく掘り下げていこう。まずはEC-Me MK2の印象を神山はこう語る。

 「肩肘張らずに音楽を作り始められる機材で、あまり小難しいことを考えずに良い音で録れる感じがします。APPLE iPhoneやiPadで楽曲制作する人が“内蔵マイクより一歩グレード・アップした音で録りたい”とか“コンデンサー・マイクに興味があるけど予算を抑えたい”という場合に手に取りやすいと思いました。特にボーカルのなじみが良かったです。ミドルがパンッとくる感じで、高域や低域が変にダブついたりすることもなくナチュラルに録れるので、ミックスしやすい音が得られて良いですね。配信やゲーム実況、VTuberなどネットを中心に自分の声を使って表現している方が、もう一段階良い機材を使いたいと思ったときに最初に手に取る良いエントリー・モデルにもなるし、マイクを複数持っている人がまとまりのある質感で録りたいときにも1本あると面白そうです」

ミドルが奇麗に出てどんな楽器にも使える

神山羊 meets SEIDE PC-Me MK2 & EC-Me MK2

 一方のPC-Me MK2に対しては、さまざまな楽器のレコーディングに適した性能と質感を持つと語る。

 「どんな楽器にも使えると思いました。アコギとボーカル、エレキギターのアンプを録ってみたのですが、こちらもミドルが奇麗に出る印象で、癖がなく使いやすかったです。最近は自宅スタジオ感がある音が求められる場面もありますし、部屋で作る“ワンルーム感”を表現できるこの質感が好きで手に取りたくなる人がいると思います。大げさな感じの音質にならずちょうど良いあんばいを狙うために使うのもアリですね」

 XLRケーブルやポップ・フィルターをはじめ、使用に必要なアクセサリーが付属しているのも神山は高く評価する。

 「両機種に付いているポップ・フィルターは、マイクに直接ゴムで取り付ける省スペースなタイプで良いですね。あと、配信するときにはスタンドが必ず要るので、EC-Me MK2にミニ・スタンドが付属しているのもすごくうれしいです」

 EC-Me MK2やPC-Me MK2を自身の制作に「使ってみたいです!」と目を輝かせ、導入の意欲を見せた神山。想定される使用環境は屋内にとどまらない。

 「僕は特にEC-Me MK2が表現の一つとしてすごく利用価値のある音質だと感じました。手軽に使えてタイミングを逃さないので配信にも良いですね。あと最近TikTokで、車のバッテリーを使って車内で音楽制作する動画を見るんです。録音環境の縛りがなくなると、その環境でしか生まれない音色があるので、僕も外で録音をしてみたくて。EC-Me MK2やPC-Me MK2の軽さなら屋外で使えるコンデンサー・マイクとして重宝しそうですよね。生活音を録るのも好きなので、食器をたたく音やふいに出る小さい音なども録りたいです」

 最後に神山は、音楽制作を始める人がEC-Me MK2やPC-Me MK2を手にすることへの期待をこう語ってくれた。

 「個人的に機材は高ければ良いわけではない気がしていて、自分の表現に合わせた機材を選ぶのが良いと思うんです。最近は手軽に音楽を始められるからこそ、多くの人にとって機材に興味が湧くタイミングが増えていますよね。そのときにEC-Me MK2とPC-Me MK2は深掘りして音楽を好きになるきっかけになるんじゃないかなと思います」

 

神山羊(かみやまよう)
さまざまなジャンルの音楽を感じさせながら、突き抜けたポップ・センスで生み出される楽曲が話題を呼び起こす新時代のサウンド・クリエイター。2018年にYo uTubeに投稿した楽曲「YELLOW」で神山羊として活動をスタート。TikTokをはじめとするSNSで拡散、流行が巻き起こり一躍ネット・シーンでの存在感を示す。ネット、ストリート、アート、アニメなどさまざまなカルチャーを横断した表現を行い、注目を集める。

PC-Me MK2

PC-Me MK2|オープン・プライス(市場予想価格:11,000円前後)

PC-Me MK2|オープン・プライス(市場予想価格:11,000円前後)

 PC-Me MK2は、34mm径ダイアフラムを搭載した単一指向性のコンデンサー・マイク。トランスレス回路を採用しており、ボーカルや楽器録音などに適している。本体カバー内には、ローカット・スイッチを搭載。20Hz~20kHzの周波数特性を持つ。すぐ使用できるよう、専用ショック・マウントのほか、本体に直接ゴムで取り付けるポップ・フィルター、接続用のXLRケーブルが付属している。

SPECIFICATIONS
●指向性:単一指向 ●外形寸法:48(φ)×154(H)mm ●形式:コンデンサー ●周波数特性:20Hz~20kHz ●感度:-34dB±2dB ●最大SPL:130dB ●重量:282g(実測値) ●付属品:ショック・マウント、XLRケーブル、ポップ・フィルター

EC-Me MK2

EC-Me MK2|オープン・プライス(市場予想価格:6,600円前後)

EC-Me MK2|オープン・プライス(市場予想価格:6,600円前後)

 EC-Me MK2は、16mm径エレクトレット・ピックアップを搭載したコンデンサー・マイク。単一指向性で、ボーカル録音やナレーションなどに適している。本体カラーはエメラルド・ブルー(写真左)とバーミリオン・レッド(同右)の2色展開。スタンドに取り付けるためのスイベル・アダプターや卓上設置が可能な三脚型のミニ・スタンド、PC-Me MK2と同一のポップ・フィルターが付属している。

SPECIFICATIONS
●指向性:単一指向 ●外形寸法:48(φ)×154(H)mm ●形式:エレクトレット・コンデンサー ●周波数特性:40Hz~18kHz ●感度:-35dB±2dB ●最大SPL:146dB ●重量:198g(実測値) ●付属品:スイベル・アダプター、ミニ・スタンド、XLRケーブル、ポップ・フィルター

製品情報

関連記事