PRESONUS Studio One × in the blue shirt 〜Studio Oneなら曲作りからマスタリング、ライブ、ビデオ編集まで完結

PRESONUS Studio One × in the blue shirt 〜Studio Oneなら曲作りからマスタリング、ライブ、ビデオ編集まで完結

サンレコYouTubeチャンネルの番組『サンレコ クリエイティブ・ウィーク 2023 Spring』では、「DAWでの曲作り、プロはどうしてる?」をテーマに、クリエイターの皆さんがどのように愛用DAWで曲作りしているのかをじっくり解説。PRESONUS Studio Oneを愛用するのは、in the blue shirt名義で活躍中のトラック・メイカー、有村崚。音楽制作から、ライブ、ビデオ編集まで完結できるStudio Oneの機能について、実演を交えながらレクチャーしていただきました。

in the blue shirt「Studio Oneなら曲作りからマスタリング、ライブ、ビデオ編集まで完結」

in the blue shirt
有村崚のソロ・プロジェクト。2015年にSecond Royalから7インチ・バイナルをリリース。2016年にはTREKKIE TRAXからアルバムを発表し、以降も自身のThe Wonder Laundryから2枚のアルバムなどをドロップ。リミキサーとしてtofubeatsらの作品に参加。CM音楽も手掛ける。


 Studio Oneでは、次の3種類のファイルを作成でき、音楽制作のあらゆる工程とライブ・パフォーマンスに対応することが可能だ。

 ❶ソング:曲作りやミキシングのためのファイル
 ❷プロジェクト:マスタリング用のファイル
 ❸ショー:ライブ・パフォーマンス用のファイル

 このDAWとしての特徴について、実際の操作を見せながら解説したのが有村氏のセミナー。ソングには、Studio OneのVer. 6からグローバル・ビデオ・トラックという機能が実装され、ビデオ編集も可能に。昨今はミュージシャン自身が動画を制作し、インターネットに公開する機会が増えているため、Studio Oneを活用すれば“DAWひとつ”で音楽活動のさまざまな場面をカバーできるだろう。有村氏も普段、曲作りやミキシング、マスタリング、ビデオ編集をStudio Oneで完結させている。「シンプルなソフトで、基本的な操作が素早くできるんです」というのは、氏が10年にわたりStudio Oneを愛用する理由の一つだ。

 セミナーの教材は、有村氏がStudio One 6 Professionalで書き下ろした1分ほどの楽曲。これに沿って、曲作りやサウンド・メイクの手法、マスタリング向け機能の利便性などが解説された。最初の目玉は、オーディオ・カットアップの実演。in the blue shirtの楽曲と言えば、オーディオを切り刻んで再構築するフレーズ・メイクが象徴的だ。その手順を見られるだけでも有意義と言える。続いては、カットアップして作ったボーカルにピッチ編集ソフトCELEMONY Melodyneをかけてハモりを作成。披露された手法は、Studio One 6 Professionalに標準搭載のMelodyne Essentialで行える。

 マスタリング向け機能の解説では、ソングとプロジェクトのシームレスな連携、メータリング・ツール、YouTubeやSpotifyなどの各種プラットフォームに適したラウドネス値のプリセットを紹介。ライブ用のショーについては独自の使い方を提案し、最後はグローバル・ビデオ・トラックの実演となった。映像と音声を個別に編集し、その結果をビデオ・ファイルに書き出せるのはDAWとしてユニークな仕様。「ソフト1つですべてを完結できるところと、制作の手間を省いてくれるような設計。それがStudio Oneの魅力ですし、“あとは曲作りを頑張ってね”というメッセージを感じます」とのコメントで、有村氏はセミナーを締めくくった。

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