KORGは、ウェーブシーケンシング・シンセサイザーwavestateシリーズの新製品として、61鍵モデルのwavestate SE/wavestate SE Platinum、音色を強化したwavestate mk IIを発表した。
2020年に発売されたwavestateは、1990年代に一世を風靡したKORG WAVESTATIONの伝統的なウェーブテーブル・シンセシスを継承しながらも現代のトレンド機材や作曲法などからヒントを得て開発。4つのオシレーターをジョイスティックで操るモーフィング機能や、ウェーブ・シーケンシング2.0により、千変万化のサウンドを分かりやすいコントロールで実現した。さらに別売りのwavestate nativeソフトウェア(wavestateシリーズのユーザーは割引価格で購入可能)と、完全互換を保ちながらソフトウェアとハードウェアのワークフローをシームレスに行き来することができる。
今回発表された3機種は、オリジナルのwavestateをブラッシュアップし、さらにパワフルな仕様になっている。
wavestate SE
wavestate SE(247,500円)は、金属製の筐体にアフタータッチ付きのプレミアムな61鍵盤を搭載したフラッグシップモデル。最大発音数はwavestateの2倍となるステレオ120ボイス仕様で、アフタータッチコントロール用にアップデートされた数百のサウンドを収録している(オリジナルのwavestateでも利用可能)。さらにケーブルやペダルを収納できる専用ハードケースも付属する。
wavestate SE Platinum
Wavestate SE Platinum(275,000円)は、Wavestate SEの発売を記念した数量限定モデル。アフタータッチ付き61鍵盤搭載、ハードケース付属などWavestate SEの特徴はそのままに、シルバーのアルミパネルとステンレス製サイドパネルにより特別な外観となっている。さらにWavestate SE Platinumには、オリジナル・ステッカー、KORG R&Dのロゴ入りTシャツも付属する。発売はWavestate SE/Wavestate SE Platinumともに6月下旬を予定。
製品情報
wavestate mk II
wavestate mk II(87,800円)は、オリジナルのwavestateを数ギガバイトの大容量サンプルに加え、最大同時発音数をステレオ96ボイスに拡張したモデル。サンプル・バンクには、Plugin Guruの手による高品質なサンプルや新規サンプル、NAUTILUS、KRONOS やKROMEから厳選したライブラリーも収録し、もちろんWAVESTATIONの内蔵サンプルやオプションのPCMカードのサンプルもすべて含まれている。発売は6月24日を予定。
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