シュアのパーソナル・モニター・システムの最高峰モデル「PSM1000」発売

ShurePSM1000
ヒビノインターサウンド株式会社は、米国シュア(Shure)社のパーソナル・モニター・システム「PSM1000」を2011年8月22日(月)に発売した。

「PSM1000」は、コンサート会場や劇場等のプロの現場で非常に高い評価を受けている「PSM900」の上位モデル。A2/A型対応のデュアルチャンネル・パーソナル・モニター・システムとして比類のない音質を獲得し、多チャンネル運用時でも安定した動作と効率的な運用を実現。Shureのハイエンド・ワイヤレスシステム「UHF-R」や「UHF-RMW」と互換性のあるチャンネルプランを採用しているため、組み合わせて使用することで信頼性の高いシステムを構築できる。


PSM1000の主な特長



  • パーソナル・モニター・システムとして比類のない音質を実現。受信機には受信状態を劇的に向上させるダイバーシティアンテナを採用。

  • 2本のアンテナのうち受信状態がより良好な方の信号を自動的に選択し受信することで音切れやノイズを防ぎ、優れた音質を実現する。

  • ステレオ信号をワイヤレスで送信する際のステレオモジュレーターに、高性能なデジタル・ステレオ・エンコーダーを搭載。極めて精度の高いフィルターを採用し、音質の劣化をほとんど引き起こさずにエンコードを実行する。

  • 音声圧縮技術には音声レベルに応じて圧縮比率を変える特許取得の「ARC(Audio Reference Companding)」を採用。劣化しやすいレベルの小さな音の圧縮を最小限に抑え、原音に忠実な明瞭感のあるサウンドを実現する。


  • 高度な回路設計により多チャンネル運用時にも安定した動作を実現。増幅段の直線性を高めることで相互変調歪み(IMD)の発生を劇的に低減。

  • 「PSM1000」のみを使用した場合はA2+A帯で最大14ステレオ、ハイエンド・ワイヤレスシステム「UHF-RMW」と組み合わせて使用した場合は「PSM1000」をA2帯で最大8ステレオ、UHFRMWをA+B帯で最大23ch同時に運用できる。

  • 受信機には電波のレベルに応じて受信感度を自動で調整する「アクティブRFゲイン・コントロール機能」を搭載。受信電波のオーバーロードを防ぎ、安定した運用を約束する。


  • 効率的な運用を可能にする多くの機能を搭載。複数の送信機を使用している場合でも、送信機同士をネットワーク接続する事により一括で周波数の割り当てが可能。個々に設定する手間がなく、素早く容易にセットアップできる。

  • 近日公開予定の専用ソフトウェア「Wireless Workbench6」を使用することでPC から各種設定を行え、大規模なシステムもシンプルかつ効率的に運用できる。

  • 演奏者の受信機が受信している信号を簡単にモニターできる特許出願中の「CueMode」機能や、モニター音の最終的なミックス作業を演奏者の受信機で行える「MixMode」機能も搭載。


  • オプションで充電池とドック型充電器を用意。ドック型充電器は一度に8個の充電池を充電でき、約3時間でフル充電が可能。充電池を受信機に装着したままでも充電できるため、着脱の手間がなく充電完了後すぐに使用できる。

  • PSM1000の送信機が出力する電波をPSM900の受信機で受信できるだけでなく、PSM900の送信機からの電波をPSM1000で受信することも可能。


Shure
PSM1000
P10T-A24(デュアルチャンネル送信機):493,500円/P10R-A24(ボディーパック型受信機)157,500円