ディスコ・ハウス向きのファンキーなサウンド
イギリスのメーカーZERO-Gから『DISCO HOUSE FOUNDATIONS』がリリースされた。70's/80'sディスコのエッセンスを強く感じるハウス向きサンプル・パック。32 種類のコンストラクション・キットを115〜125BPMで、ギター/ベース/シンセ・ベースのループを123BPMで収録している。
コンストラクション・キットには全パートのミックスとパラデータを収めており、どれも聴くだけでインスピレーションがどんどん湧いてくるだろう。自由に楽器を抜き差しして使用できるので、ビートやリフのみ自作のものにするだけでも一気に旬なアレンジにすることが可能だ。ドラムはモダンなサウンドに仕上がっており、生ドラムや電子音などバリエーションも幅広い。このサンプル・パックにおけるZERO-Gの意思を一番感じたのが、ベース・サンプル。このジャンルにおいて最も重要でもあるベースは、ファンキーな生ベースや太いシンセ・ベース、さらに生ベースのスライド音を7種類も用意している。一番気に入ったのはシンセ・ベースで。キックとの混ざりも良く、高解像度なのでアンサンブルでも埋もれにくい。また、僕は個人的にベースのスライド音をバンド・インの際に使うことが多いので、高音質のデータはありがたいと感じた。
各楽器がモダンなハイファイ・サウンドに仕上がっているので、ディスコ・ハウスのみならずさまざまなジャンルにも使用できそうだ。日本語の歌を乗せれば、上質なポップスも作れるだろう。あらゆる点でクリエイター側の使いやすさを考えてくれているサウンドが収録されていると感じた。
ZERO-G DISCO HOUSE FOUNDATIONS
2,490円
(2020年9月15日現在。為替レートによる価格の変動あり)
▪メディア:ダウンロード販売 ▪容量:約1.92GB ▪データ・フォーマット:Apple Loops、Halion、Kontakt、EXS24、Kontakt 3、WAV
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