第12限 サックス録音

[サウンド&レコーディング・マガジン 2011年月12月号連動]
今回はサックス録りに挑戦しました! 最近ではジャズ寄りのインスト・バンドでサックスを担当している人や80'sリバイバルの流れで演奏し始めた人など、以前にも増してプレイヤーが増加傾向にあると思います。もちろん、スカなどでは従来から必須の楽器でしたよね。しかし演奏者人口が多い割に、その録音方法というものはあまり知られていないのではないでしょうか? 演奏できる場所さえ確保できれば比較的レコーディングしやすい楽器なので、ぜひバンドにも取り入れてみたいところです。また、今回実践する録音方法をマスターすれば、ほかの管楽器を録る際も基本的には同じ考え方を適用できますよ! それでは以下に使用機材と録り音を公開します。マイキングの詳細を掲載した本誌と併せてお楽しみください。

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  • マイク/SHURE SM57、SM58、RODE NT1-A
  • マイクプリ/MACKIE. 1202-VLZ Pro(アナログ・ミキサーをマイクプリとして使用)
  • DAWソフト/AVID Pro Tools

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  • A:SM57を使ったオンマイク録音
  • B:SM57でオクターブ・レバーの正反対側を狙い収音
  • C:SM58を使ったオフマイク録音
  • D:NT1-Aを使ったオフマイク録音
  • E:DとAをミックスしたサウンド
  • F:DとBをミックスしたサウンド

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根本潤

mic1112-nemoto.jpg 1975年生まれ。1995~98年にかけてSWIPEにてボーカルを担当しつつ、並行してFALL TO FLAKEにてベーシスト/ボーカルを兼任。その後1998~2002年まで、THERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES OUTでボーカル/ギタリストを務めた。これらのバンド活動をへて、サックス奏者/作曲家のかみむら泰一氏にサックスの奏法を伝授され、現在に至る。最近はZ、hununhum(ハンアンハン)、mouse on the keysといったバンドでの活動がメインとなり、個人プレイヤーとしてもさまざまなところへちん入中。http://junnemoto.jugem.jp/