
今回のThe 2010 NAMM Showでは、DJソフトSERATO ITCH対応のコントローラーがとても目立っていたのですが、老舗ミキサー・メーカーALLEN & HEATHのDJミキサー・ラインXoneの最新機種Xone:DXにも専用のItch 2.0が付属しており、ソフトに最適化された設計がなされています。
24ビット/96kHz対応のUSB 2.0オーディオ・インターフェースを装備し、168の独立したMIDIコントロール・メッセージを送出可能。ITCHの4デッキを自在に操れ、曲のロードなどもマウスを使わずに行えます。こちらも下のムービーをどうぞ。
2つのジョグ・シャトルはスクラッチには向かなそうですが、ストーム・グレーの精かんなルックスもあり、テクノ系のDJなどにも人気が出そうですね。
ALLEN & HEATHのブースでは昨年のNAMMで発表されたコンパクトなデジタルPAシステムiLiveに2つの新しいユニットを追加。コントロール・サーフィスのR72(左)はラック・マウント可能なサイズながら、高性能DSPの搭載により64chのオーディオを扱うことが可能。右のiDR-6は3Uサイズに16系統のマイク/ライン入力と8系統のアナログ出力(XLR)を装備。近年のトレンドに沿った、小型/高性能のパッケージとなっています。
さらに小型ミキサーのZEDラインには、シリーズ最小となるZED 10とZED 10FX(写真)を追加。共にマイク/ライン入力×4(うち2系統は楽器の入力にも対応)、3バンドEQ、AUX×2などを搭載し、USB端子経由でステレオ音声の入出力も可能。小型/軽量で持ち運びも容易なため、さまざまなシーンでALLEN & HEATHサウンドを楽しめそうです。
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