Inter BEE 2009レポート:ソフト関連の新製品が目立ったタックシステム

SOFTUBEのTUBE-TECH CL-1Bシミュレート・プラグインや、2ch音源を5.1ch化するソフトも参考出展

タックシステムのブースではDIGIDESIGN Pro Tools関連システムのセミナーが活発に行われていたほか、ソフト関連の新製品が目立っていました。


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ギター・アンプ・シミュレーターVintage Amp Roomなどで知られるスウェーデンのプラグイン・メーカーSOFTUBEより、2つの新製品がリリース。Passive-Active Rack(上)は写真のPassive Equalizerのほか、Active Equalizer、Focusing EqualizerをパッケージしたEQプラグイン。プリセットにはこれまで制作されたハードウェアEQのシミュレーションが多数用意されています。
下はコンプの名機TUBE-TECH CL1Bのシミュレーター・プラグインで、名前もそのままTUBE-TECH CL1B Compressor。ルックス通り、真空管の特性を活かしたサウンドが期待できます。ともにネイティブ版のみの展開で、RTAS/VST/Audio Unitsに対応。


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また、2ch音源を5.1ch化するソフトNML RevCon-RSも参考出展されていました(写真は開発中のインターフェース画面)。本製品の特徴は、NTTコミュニケーション科学基礎研究所が開発した"Revtrina"技術を使い、音楽CDなどに収録されている2ch音源の特性を分析し、直接音成分と残響音成分を分離。その分離した残響音成分を実現したい効果に合わせて調整し、さらに任意のチャンネルに割り振ることで、サラウンド感の高いソースを作ることができるというもの。収録した素材を生かしてリバーブ感が演出できるためより自然な仕上がりが期待でき、レコーディングのほかMAなどでも活躍しそうです。発売は2010年4月を予定。


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タックシステム