FLUXの高品位プラグイン・エフェクト

メディア・インテグレーションでは、新たにフランスのプラグイン・ブランド、FLUXの取り扱いをスタートしたそうです。

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当然、Inter BEE会場でもデモが行われています。プラグインの種類は実に多いのですが、画面左のAlchemistは、最大5バンドのマルチバンド・ダイナミクスです。しかも各バンドが“マルチ”。コンプ、デコンプ、エキスパンダー、デキスパンダーの組み合わせで“スレッショルド以上を下げる”“スレッショルド以下を持ち上げる”などして、音量をトリートメントしていきます。

メディア・インテグレーションの担当者によれば、これまでのコンプやマキシマイザーのようにスレッショルド以上を抑えて最終段でゲイン・メイクアップするだけでなく、こうしたスレッショルド以上/以下の両側からアプローチするダイナミクスが最近増えてきているとのこと。


 

一方、画面右はPure Limiterという、一般的なリミッターです。こうした単機能プラグインもラインナップされていますので、使い分けは好みで、ということになるでしょう。ちなみに取材時にはあるエンジニアの方が試聴されていましたが“まるでコンプをかけていないみたい”と評されていました。そのナチュラルさが同社の特長のようです。

FLUXプラグインの対応フォーマットはAudio Units/RTAS/VSTで、一部の製品(Epure II)のみTDMにも対応します(Venue含む)。また、MERGING Pyramix Virtual Studio用のプラグインは、MERGINGの取り扱い元であるDSPジャパンが担当するとのこと。FLUXはもともとMERGINGとの関係が深いためだそうです。