
ティアックは、イタリアのPAスピーカー・ブランドDBTECHNOLOGIES(ディービーテクノロジーズ)製品の国内正規輸入代理店となり、流通、販売およびカスタマーサポート業務を開始する。それに先立ち、東京・江東区文化センターにてDBTECHNOLOGIES製品の発表会が開催された。
ティアック株式会社代表取締役社長・英裕治氏のあいさつの後、DBTECHNOLOGIESより特別ゲストとしてマヌエレ・ポリ氏、マルコ・カンタン氏、内田哲氏を交えDBTECHNOLOGIESの歴史や製品を紹介。


DBTECHNOLOGIESは、AEB INDUSTRIALE(エーイービー・インダストリアレ)が展開するプロ・オーディオ事業ブランド。イタリア・ボローニャで1974年に創設され、現在もここを本社とし、開発や製造が行われている。初期にはワイアレス・マイクや放送用ヘッドセット、ポータブル・スピーカーを製造しており、1990年代後半よりプロ・オーディオ市場に進出。2006年には世界初となるポリプロピレン筐体を採用した軽量なアクティブ・ライン・アレイ・スピーカーDVA T4を発売。それ以降、事業の中心をPA/SR市場に移行し、輸出事業にも力を入れていった。近年では、大規模会場向けのDVA T12、小規模会場向けのDVA Miniシリーズ、DVA T4のコンセプトを継承したDVA Kシリーズ、さらに大規模会場に向けて開発された木製筐体を採用したライン・アレイVioシリーズをリリース。また、ポータブル・スピーカーIngeinia/Opera/ESシリーズも展開している。
メイン会場ではステージの左右にDVAシリーズとVioシリーズを設置。DVA T8/T12、Vioシリーズの音の違いを聴き比べられるように、さまざまジャンルをまとめた同一音源を再生するデモンストレーションが行われた。


また、ホワイエにはDBTECHNOLOGIESのポータブル・スピーカーの新製品Ingenia/Sub H/ES、Operaシリーズが展示されていた。







なお、2016年11月25日発売のサウンド&レコーディング・マガジン1月号「製品開発ストーリー」にて、DBTECHNOLOGIES製品の裏側を紹介する予定。