
イベントは2部構成で進行。第1部は“ライブ・サウンド・ワークフロー ・セミナー”と題し、本誌編集人・國崎晋が登壇し、3月のハイレゾリューション・フェスティバルで行われた「TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND」のライブ・レコーディングの振り返るパネル・ディスカッションが行われた。ライブ・レポートついては、“サウンド&レコーディング・マガジン2016年6月号”で掲載されているので参照していただきたい。

第2部の“S6Lテクニカル・セミナー”には、冒頭にリワイアー宮村公之氏が登壇。Venueシリーズの大きな特徴、S6Lの概要について解説した。

宮村氏のプレゼンテーションの後、本イベントのヘッドライナー、ロバート・スコヴィル氏が登壇。S6Lの機能の説明、ハンズオンでのデモンストレーションが行われた。

ロバート・スコヴィル氏は、30年のキャリアを持つベテランのライブ・サウンド・エンジニアで、これまで数々のライブやコンサートの支えてきた。またシニア・マーケット・スペシャリストとして、AVIDのライブサウンド市場における成長をさまざまな側面から支えている。
今回のプレゼンテーションでは、新しいVenueソフトウェア、コントロール・サーフェス・モジュール、コンソール・バンキングの機能、フェーダー操作の説明、そしてプラグインの素早い操作をコンソール上で行うデモンストレーション、さらにはユニバーサル・ビューを使った操作、ユーザー・カスタムレイヤーの作成の解説まで多岐にわたった。

ロバート・スコヴィル氏は最後に「駆け足で説明しましたが、ご静聴いただきありがとうございました。S6Lは私自身もかなり気に入っているので、機会がありましたら触っていただけるとうれしいです。」と語り、本イベントを締めくくった。

【イベント協賛パートナー】
オーディオブレインズ
サンフォニックス
【機材協力】
MARTIN AUDIO JAPAN
ティアック
AVID Creative Summit for Music開催のお知らせ
来たる2016年5月27日(金)にミュージック・クリエイターのためのセミナーが開催される。
※ちなみに5月26日はポスト・プロダクション向けのセミナーとなっている。
5月27日の第2部の「AVIDクラウド・コラボレーション・セミナー」では、本誌編集人、國崎晋の進行により、アーティスト/クリエイターから見た「クラウド・コラボレーションの可能性」についても触れていく。
AVID Creative Summit for Music
日程: 2016年5月27日(金)
第一部 12:00-17:00
Pro Tools12.5:ミュージック・クリエイション・セミナー
第二部 18:00-20:00
Pro Tools 12.5:AVIDクラウド・コラボレーション・セミナー
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新世代のライブ・コンソールAVID Venue S6L発表会レポート
https://www.snrec.jp/entry/column/report/53577