ABLETON Liveを簡単解説! お薦め機能&付属プラグインを佐藤公俊が紹介

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使いやすさを徹底的に追求したワークフローで
制作からライブ・パフォーマンスまで幅広く対応

【製品概要】

 シンプルな操作性のため、国内外の幅広い音楽ジャンルのクリエイターが使用する、ベルリン生まれのDAWソフト。オーディオ・サンプルやMIDIシーケンスを含んだ“クリップ”をタイムラインに沿って並べるアレンジメントビューと、各トラックのスロットに縦に並べるセッションビューの2画面で構成されます。各エディションは、4種類のインストゥルメント/29種類のエフェクト/約5GBの音源が付属するLive Intro(9,819円)、5種類のインストゥルメント/42種類のエフェクト/約10GBの音源が付属するLive 10 Standard(37,091円)、15種類のインストゥルメント/72種類のエフェクト/約70GBの音源が付属するLive 10 Suite(73,455円)の3つを備え、いずれもMac/Windows対応です。2021年初春には最新版Live 11の発売を予定。それまでの間、Live 11の同等グレードへの無償アップデート対象となるLive 10(新規ライセンス/アップグレード)が20%オフで提供されています。

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左からABLETON Live 10 Intro、ABLETON Live 10 Standard、ABLETON Live 10 Suite

【動作環境】

Mac:OS X 10.11.6以降、INTEL Core 2 Duo以上のプロセッサー(Core I5以上を推奨)、1,280×800のディスプレイ解像度
Windows:Windows 7以降、64ビットINTEL CoreまたはAMDのマルチコア・プロセッサー(Core I5以上を推奨)、1,366×768のディスプレイ解像度
共通:4GBのRAM(8GB以上を推奨)、3GBのディスク空き容量(8GB以上を推奨、追加サウンド・コンテンツのインストールには最大76GB以上が必要)、オーソライズに使用するインターネット接続環境

 

佐藤公俊が語るABLETON Liveのココが好き!

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佐藤公俊

【Profile】電子音楽バンドMother Terecoのメンバー。ソロ名義ではミックス・エンジニアやDJとしての活動に加えて、パブリック・スペースやWebコンテンツのサウンド・デザインなども行っている。

 

シーケンスを止めることなく
次々とアイディアを形にしていけるのが魅力

 アレンジメントビューとセッションビューの2画面構成で楽曲を構築できるLive。どちらもシーケンスを止めることなく次々とアイディアを形にしていけるのが最大の魅力です。Live専用の拡張音源ライブラリー“Pack”には、さまざまなクリエイターが作成したサウンドが多数あるため、試聴しているだけでもアイディアが膨らみます

 

 さらに、機能やデザインが洗練された別売りのLive専用コントローラー“Push 2”も併用すれば、制作はもちろん、ライブ・パフォーマンス時にも大活躍すること間違いないでしょう。

 

 またLiveは“ABLETON Link”機能を内蔵しているため、同じネットワーク上でつながったLink対応ハード機器やiOSアプリケーションと、テンポや再生を同期させることができます。加えてお気に入り機能として後述するMax for Liveを用いれば、モジュラー・シンセなどの外部機器と連携することも可能です。そのためライブ・パフォーマンス時にLiveを使用するアーティストも多く、まさに“Live”という名にふさわしい音楽制作システムだと感じています。

 

 もちろんLiveは拡張性だけでなく、優れた操作性もポイント。ビギナーにも親切なDAWといえるでしょう。2021年初春発売予定のバージョン“Live 11”でもさまざまなアップグレードを控えているとのことで、今からとても楽しみです。

 

お気に入り機能1:柔軟なオーディオ/MIDIデータ編集

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 Liveは、オーディオ/MIDIデータの編集がしやすいのが特徴。ワープ機能を使えばオーディオ・データの伸縮や、小節に対してジャスト・タイミングで発音させるようなエディットが直感的かつスムーズに行えます。MIDIデータも同様に、簡単な操作でクオンタイズしたり、あえてグリッドからずらして置くことが可能。グルーブ機能を使えばさまざまなリズムから“揺れ”を抽出し、自分で打ち込んだMIDIやワープで調整したオーディオに反映することができます。

 

お気に入り機能2:MIDIマッピング

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 制作ではMIDIコントローラーを活用している方も多いと思いますが、Liveではミキサーのチャンネル・フェーダーや各プラグインのパラメーターと、MIDIコントローラーの各ノブをマッピングする設定がとてもシンプル

 MIDIマップモードを有効にして、マッピングしたいパラメーターなど(画面内の青色部分)を選択後、MIDIコントローラーのノブやスライダーを動かすだけで完了です。直感的に設定できるので、制作スピードを妨げることがありません。

 

お気に入り機能3:Max for Live

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 Maxの開発元であるCYCLING '74と共同で生み出されたプラットフォーム。Live 10 Suiteエディションのみ付属している機能で、膨大な数のオシレーターを積んだシンセやグラニュラー・エフェクト、ちょっとしたユーテリティ・デバイスなどを自分の好みに合わせて作成することが可能です! Webサイトには有償/無償のさまざまなオリジナル・デバイスが公開されており、ダウンロードが行えます。プログラミングが苦手な人でも大丈夫。楽曲制作からライブ・パフォーマンスまで、必ずお世話になるLiveの大きな機能の一つです。画面はMax for Liveデバイスの一つ、Dr. Chaos。8ステップ・シーケンサーをランダムにネットワークするプラグインで、予想外のメロディやフレーズ生成が行えます。

 

Liveのお薦め付属プラグインをピックアップ!

Sampler[サンプラー]

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 オーディオ・データを読み込みMIDI鍵盤などでプレイすることができるソフト・サンプラー。しかしLiveに標準搭載のSamplerは、そこからさらに内蔵フィルターで加工したり、LFOによるモジュレーションをかけたり、ノイズ・オシレーターを組み合わせたりすることが可能です

 私はフィールド・レコーディングしたオーディオ素材をSamplerに読み込み、モジュレーションをかけて不思議なテクスチャーに変化させるという手法をよく使っています。

 

EQ Eight[EQ]

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 シンプルなEQですが、センター/サイド成分に分けて処理できるM/Sモードや、特定のQポイントのみの試聴機能、簡易的なスペクトラム・アナライザーも搭載しています。大まかなサウンドのシェイピングをする際は、決まってEQ Eightをインサート。画面内のアナライザーを参考にしながら調整をしていきます。EQ EightはCPU負荷が軽いため、ライブ・セットのプロジェクトに組み込み、サウンド・チェック時の調整用EQとしても使っています。

 

Drum Buss[マルチエフェクト]

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 サチュレーター、コンプ、トランジェント・シェイパーが一つになったようなエフェクト。シンプルなパラメーターで簡単に理想のドラム・サウンドを作ることが可能です。サブベースを付加する“Boom”ノブも搭載。ベース音は周波数で設定できるだけでなく、ノートに固定することもできるので、楽曲のキーに合わせたサブベースを簡単に作成することができます。ドラムに最適化されたプラグインですが、ベースやシンセ・リードに活用するのもお勧めです!

 

Echo[ディレイ/エコー]

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 Liveには幾つかの付属ディレイがありますが、中でもEchoはビンテージ・サウンドに特化したようなディレイ/エコー・プラグイン。スプリング・リバーブのような質感のリバーブ・エフェクトのほか、フィルターやモジュレーションを内蔵し、ステレオ感の調整も可能です。

 テープ・エコーなどアナログ機材特有のローファイなディレイ・サウンドや、飛び道具的なエフェクトも作れます。デジタルとは思えない、アナログライクな質感がとても心地良いです。

 

Wavetable[シンセ]

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 ウェーブテーブル方式のソフト・シンセ。きらびやかなシンセ・リードから重厚なシンセ・パッド、サウンドFXに使えるような不思議なテクスチャーまで、幅広い音色が作れます。LFOや、ルーティングを選べる2基のフィルターだけでなく、モジュレーション・マトリクスなども採用するため、細かく音色を作り込むことができます。

 ビギナーの方は慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、見やすい画面構成なので、時間を忘れて音作りに没頭できるでしょう。

 

ABLETON Live 製品情報

www.ableton.com

 

サンレコ・ビギナーズ|音楽制作に役立つ初心者ガイド

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