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名器FAIRCHILD 670が復刻!発表会レポートも近日公開

 Fairchild Recording Equipmentは、1959年に発売されたステレオ真空管コンプレッサー/リミッターFAIRCHILD 670を忠実に再現したModel 670(価格はお問い合わせ)を発表。国内では、宮地商会 M.I.D.が取り扱いを開始した。

Model 670。下部フロントパネルを外したところ

 Model 670は、オリジナルの670と同じ真空管とカスタムトランスを使用。ポイント・トゥー・ポイントのはんだ付けやタレットスタイルの構造など、1959年にレイン・ナーマが設計したオリジナルの670を完全に再現しているという。

 またデュアルチャンネル設計と独自コンプレッションにより、あらゆるオーディオ信号に温かさや深み、キャラクターを付加。Model 670で使用されている真空管技術は、自然かつ有機的なコンプレッションを実現し、豊かでダイナミックなサウンドを提供する。

Model 670のリアパネル。写真左上にはライン入力×2とライン出力×2(いずれもXLR)を装備する

 

 Model 670は、今回の復刻にあたってオリジナルの670との互換性にも注力。シャーシの寸法や、ヒンジ、各フィジカルパーツをオリジナルと同一に復元した。特にトランス類はFairchild Recording Equipmentの自社製で、オリジナル通りのトランスレシオとサイズで再現されており、ビンテージとの整合性が保たれている。この互換性により、ビンテージ670とパーツを入れ替えても全く遜色なく動作するという。

Model 670のリアパネルのカバーを取り外したところ

 なお、サンレコWeb編集部では宮地商会M.I.D.との共催でModel 670の発表会を実施。その模様は近日お伝えする予定だ。

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