一部の環境において、会員限定記事の表示がうまくいかない場合が報告されています。その場合、まずはブラウザを最新にアップデートした上、WindowsではCtrl+Shift+R、Macではcommand+shift+Rでの再読み込みをお試しください。また、ほかのブラウザの利用もご検討いただけましたら幸いです。

高出力&ワイドレンジ&DSP処理能力2倍となったモニタースピーカーiLoud MTM MKII

iLoud MTM MKII Image

 IK Multimediaから、大ヒットした小型のパワードモニタースピーカーiLoud MTMのリニューアルバージョンとなる、iLoud MTM MKIIが6月21日(金)に発売される。

iLoud MTM MKII main

 初代iLoud MTM(2019年発売)は、2基の3.5インチウーファーの中央に1インチツィーターを配置した仮想同軸デザインと、DSP技術によるフラットな周波数特性、リニアな位相特性で人気のモデル。iLoud MTM MKIIでは、サイズとリニアな位相特性、MTMデザインによる仮想同軸はそのままに、新しいドライバー、精度を高めたARC音響補正、X-MONITORアプリへの対応などのアップデートを果たしている。

 iLoud MTM MKIIでは、新しいウーファーとツィーターを採用したことで、初代の50 Hz~24kHzから48 Hz~28kHz(±2dB)へと周波数レンジを拡大。特に低域は36Hz(−10dB)という再生能力をコンパクトサイズで実現している。

ウーファー
ツィーター
ウーファーとツィーターは初代と同口径だがドライバーユニットを一新した

 音の広がり方も、垂直方向の拡散を最小限に抑えることで、床やデスク、天井の反射を低減。それに対し水平方向の拡散は初代iLoud MTMよりも広くなり、スムーズな室内レスポンスを維持しながら広いスウィートスポットを提供してくれる。

 さらに、電力効率の改善と共に最大SPLも初代の110.5 dBから112.5 dBへと拡張。イマーシブ環境構築やより広い空間など、音量が必要な現場への対応も強化された。

iLoud MTM MKII rear
iLoud MTM MKII Control
リアパネルとリアのコントロール部

 内蔵DSPは、2倍の処理能力にアップデート。ARCキャリブレーションの精度向上とともに、同社iLoud Precisionシリーズでも採用されている最新のコントロールソフトウェアX-MONITORへの対応が図られている。

X-MONITOR

X-MONITOR

 X-MONITORによって各スピーカーのディレイセッティングも可能で、イマーシブ環境でのタイミング合わせなども容易になった。また、X-MONITORでは、スタジオ定番モニターの周波数と位相特性をエミュレートした「ボイス」機能も使用可能。20種類以上のスピーカーをiLoud MTM MKIIで再現することができる。

ペア、イマーシブ、1台の3ラインナップで発売

 iLoud  MTM MKIIは、用途に応じてシングルユニット、ペア、そしてイマーシブの3種類のラインナップで展開される。

iLoud MTM MKII Single(1台)

iLoud MTM MKII Single

74,800円

※ARCマイクロフォンおよびARCマイク用ケーブルは別売り

iLoud MTM MKII Pair(ペア)

iLoud MTM MKII Pair

148,500円

ARCマイクロフォン、ARCマイク用ケーブル付属

iLoud MTM MKII Immersive Bundle(11台)

iLoud MTM MKII Immersive

748,000円

ARCマイクロフォン、ARCマイク用ケーブル付属

 

製品情報

関連記事