Antelope Audioから、Dual USBを搭載した14イン／10アウトのオーディオインターフェース、Zen Quadro Synergy Core（98,800円）が発表された。日本では5月中に発売予定。
Zen Quadro Synergy Coreは2系統のUSB-Cポートを備えているのが特徴。Mac、Windows、iOS（USB-C）、Androidデバイスなど2台を同時に接続して、2つのUSB接続間で自由に信号をルーティングしたり、ミックスすることができる。電源はUSBバス電源を採用。プライマリポートからZen Quadro Synergy Coreに電力を供給している間、セカンダリポートからモバイルデバイスを充電することも可能となっている。
Antelope AudioのフラッグシップインターフェースであるGalaxyと同じコンバーターチップを搭載。独自の 64ビットAFC（Acoustically Focused Clocking）テクノロジーと組み合わせで、24ビット／192kHz使用時で最大130dBのダイナミックレンジを確保する。
4つのアナログ入力に備えられたプリアンプは、アナログコンソールの名機にインスパイアされた6トランジスター・トポロジーで構築。低ノイズかつ最大75dBのゲインを確保したことにより、出力の低いダイナミックマイクやリボンマイクとの組み合わせも万全だ。
アナログ出力はモニターL/R、ラインL/R、ヘッドホン2系統を装備。そのほかS/P DIFコアキシャル入出力、ADAT入力を備え、最大14イン／10アウトを実現する。
また、DSPとFPGAチップの組み合わせで構成されたSynergy Coreテクノロジーを搭載。コンプレッサー、EQ、ギターアンプとキャビネット、モジュレーションなどのエフェクトが37種付属しており、ニアゼロ・レイテンシーでコンピュータのCPUに負担をかけることなく音声処理が行える。最大48個のモノラルエフェクト・インスタンス（6ch × 8個）を同時にロード可能だ。コンピュータに接続せずに単体でもミキサーやエフェクトが使用可能となっている。
