MIDI2.0対応のポリ・アフタータッチ・コントローラーKORG Keystage発表

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 KORGは、MIDI2.0に対応したポリ・アフタータッチ・コントローラー/キーボード、Keystage(近日発売)を発表した。49鍵のKeystage-49(87,450円)と61鍵のKeystage-61(97,900円)がラインナップされる。

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 MIDI2.0のプロパティ・エクスチェンジを世界で初めて搭載。MIDI2.0対応DAWやハードウェアと相互通信することで、リアルタイムで調整可能な8つのノブは本体の有機ELディスプレイでパラメーター名と値が確認でき、制作やパフォーマンスの集中を高めてくれる。

8つのノブに対応する有機ELのサブディスプレイには、パラメーター名と値が表示される

8つのノブに対応する有機ELのサブディスプレイには、パラメーター名と値が表示される

 特に、Ableton LiveとKORG Gadgetとは強固な連携を確保。例えば、Liveとの組み合わせではトランスポート機能とデバイス・コントロール をシームレスに制御でき、現在アクティブなLiveデバイスを検出し、8つのパラメーターを自動的にマッピングする。

トランスポートやアルペジエイター、コードモードも用意

トランスポートやアルペジエイター、コードモードも用意

 演奏性の面では、 タッチ・レスポンスに優れたセミ・ウェイテッド鍵盤を軸に、MPE(MIDIポリフォニック・エクスプレッション)を搭載。チャンネル・アフタータッチとポリフォニック・アフタータッチの両方をサポートする。

斜め/水平に取り付け可能な専用拡張プレートが付属。61鍵モデルでは中央か右側、49鍵は中央に取り付けて、タブレットなどを置くことができる

斜め/水平に取り付け可能な専用拡張プレートが付属。61鍵モデルでは中央か右側、49鍵は中央に取り付けて、タブレットなどを置くことができる

 豊富なパターンを備えるアルペジエイターでは、アフタータッチがトリガーとなるラチェット、ランダム、ゲートなどを含む、カスタマイズ・オプションを用意する。コード・モードには、 1 オクターブの半音階ごとに1つのコードを割り当てることができ、即戦力となる32種のコード・セットをあらかじめ搭載し、ユーザー・コードとして最大32種の保存も可能。リアルなギターのように演奏する「ストラミング」など、さまざまな方法でコードを再生することも可能となっている。

リアパネルの接続端子部

リアパネルの接続端子部

 16ビット/44.1kHz、ステレオ出力対応のオーディオ・インターフェイスを内蔵し、コンピューターやタブレット、スマートフォン に接続するだけでサウンド・システムを構築可能。49鍵モデルでわずか4.2kg、61鍵モデルが5.0kgと軽量なため、ライブ用システムの中核としても使用できる。

Keystage-61右側にプレートを水平に取り付けた場合は、ノートパソコンを置くことも可能に

Keystage-61右側にプレートを水平に取り付けた場合は、ノートパソコンを置くことも可能に

 カスタマイズは、本体メニューに加え、専用エディターでコンピューター上からも簡単に設定。 KORG Gadgetのほとんどの機能を継承したKorg Gadget Producer Bundle、DAWソフトのAbleton Live Lite、ソフトシンセwavestate native LEなどのソフトも付属する。

対応DAW

  • Ableton Live(公式推奨)
  • KORG Gadget(公式推奨)
  • AVID Pro Tools
  • BandLab Cakewalk
  • IMAGE-LINE SOFTWARE FL Studio
  • MOTU Digital Performer
  • STEINBERG Cubase
  • PreSonus Studio One(スクリプトの追加が必要)
  • Apple Logic Pro(スクリプトの追加が必要)
  • Apple GarageBand(スクリプトの追加が必要)

 

 

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