TASCAMは、業務用デジタルミキサーTASCAM Sonicviewシリーズのオプションとして、SMPTE ST 2110に対応したインターフェースカードIF-ST2110が開発中であることを発表した。2024年夏にリリース予定。
放送業界では、映像と音声の伝送を、従来のSDIなどのベースバンド伝送からIP規格であるSMPTE ST 2110へ置き換えることによって、機材コストや作業工数の削減、リモートプロダクションの実現によるワークフローの改善、コンテンツの共有や放送標準化の促進など多くのメリットが期待されている。
TASCAM Sonicviewも、SMPTE ST2110に準拠したIF-ST2110によって、放送IPシステムに導入可能な小型音声卓としても活用される見込み。
IF-ST2110の主な機能
- ST2110-30/31規格とAES67規格に対応
- リダンダント(ST2022-7)に対応
- 入力数64ch/出力数64ch @48kHz、入力数32ch/出力数32ch @96kHz
- NMOS対応によりネットワーク経由で機器の自動検出や接続、切り替えなどが可能