Rupert Neve Designsから、マイクプリ/EQ/VCAコンプ、そして倍音付加機能SILKを1台にまとめた新チャンネルストリップNewton Channel(オープンプライス;市場予想価格286,000円前後)が8月18日(金)に発売となる。
ルパート・ニーヴ氏の生誕地、UKはニュートン・アボットにちなんで名付けられたNewton Channelは、氏が世に送り出してきた伝説的なサウンドの系譜から生まれた、パワフルでモダンなチャンネルストリップ。ニュートン・アボットから現在のRupert Neve Designsの拠点であるテキサス州ウィンバリー、ビンテージサウンドからモダンサウンド、またはそれぞれの間にある氏の生涯そのものを反映した命名とのこと。
直感的に操作できるデザインと、一聴してRupert Neve Designs製品と分かるキャラクター&音楽的なトーンを兼ね備えており、プロジェクトスタジオから大規模商業スタジオ、ライブサウンド用まで幅広い用途を想定。初めて触れるRupert Neve Designs製品としてもお薦めの1台だという。
マイクプリは、6dBステップの最大66dBゲインに±6dBのTRIMが加わり、最大72dBのゲインを獲得。ライン・レベルのソースを受けることもできる。また、ハイパスフィルターは20〜250Hzの周波数可変式となっている。
3バンドEQは、LFが60/150Hz、HFが8/16kHzのシェルビング、MIDが220Hz〜7kHzのパラメトリックという仕様。続くコンプは最新設計のVCA方式で、EQ前/後が指定できる。
出力にはカスタムトランスを備え、ここで信号を飽和させて倍音を付加するSILK搭載。中域〜高域に有効なRED、低域〜中域の倍音を強調するBLUEという2つのモードを用意し、TEXTUREノブで付加具合をコントロール可能だ。またSILKでの飽和後の音量補正や、後段の機器でのクリップを回避するように、メイン・アウトとは独立して−6dBアウト端子も用意されている。
すべてのノブは31ステップのポテンションメーターを採用し、設定の再現も容易に行える。