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SOLID STATE LOGIC、SL4000Bのダイナミクスを500モジュール化

B series Dynamics Moduleヘッダー

 SOLID STATE LOGIC(SSL)は、B series Dynamics Moduleを今夏発売することを発表した。価格は未定。

※7月24日付記:8月4日発売/115,500円。

B series Dynamics Moduleフロント

 B series Dynamics Moduleは、SSL SL4000Bコンソールのダイナミクス部分を再現し、API 500互換のモジュール化した製品。Eシリーズ(SL4000E)よりも個性的で色彩豊かなサウンドが得られるという。

タウンハウススタジオのSL4000B

タウンハウススタジオのSL4000B

 SL4000Eコンソールのプロトタイプとして6台のみ製造されたSL4000Bは、1970年代後半から80年代初頭にかけてロンドンのタウンハウススタジオのストーンルームに設置されていたことで有名。フィル・コリンズ「夜の囁き」、バグルズ「ラジオスターの悲劇」、ピーター・ガブリエル「イントルーダー」など、多くの有名な楽曲のレコーディングに使われてきた。また、プラグインコントローラーUC1の新たな付属プラグインとして昨年リリースされたチャンネルストリップ4KBのベースにもなっている。

UC1に付属する4KB

UC1に付属する4KB

 B-Series Dynamics Moduleはコンプレッサー/リミッターとエキスパンダー/ゲートで構成。コンプレッサーのレシオは2:1、4:1、10:1、に加え“ds”という設定があり、dsはシビランスをトリガーとし、アタックタイムとリリースタイムが速い広帯域に効果的なディエッサー設定となっている。また、レシオ・コントロールに応じてメイクアップ・ゲインが自動調整されるのも特徴だ。

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