モデリング+サンプリングで生まれ変わったピアノ音源SYNTHOGY Ivory 3 German D

Ivory 3 German D

 SYNTHOGYから、ピアノ専用ソフト音源Ivory 3 German D(39,600円:Ivory 2 Grand Pianosからのアップデートは22,000円/ダウンロード価格)がリリースされた。現時点ではMac対応(Windowsは今後対応予定)で、macOS 10.15 Catalina以降で使用可能(M1ネイティブ対応)。スタンドアローンのほか、AAX/AU/VST3プラグインとして動作する。

 Ivory 3 German Dは、新しいRGB(Real-time Gradient Blending)エンジンを搭載。定評あるIvoryシリーズの大容量サンプリングに加え、ピアノの振る舞いそのものをリアルタイムで演算するモデリングエンジンを融合し、リアルで表現力豊かなサウンドを生み出すという。

Ivory 3 German DのDesignページ

ピアノの音色を調整するDesignページ。RGBエンジンでの調整が可能

 コンサートテクニシャンの巨匠、ミシェル・ペドノー氏が丹念に手入れを施したドイツ・ハンブルグ製STEINWAY D-274コンサート・グランドピアノをRGBエンジンのために新規にレコーディング。力強く深く響く低音と、甘く歌うような高域、そして洗練された音のバランスによって、美しく記憶に残るSTEINWAYサウンドの真髄を発揮する。

Ivory 3 German DのTouchページ

ベロシティカーブやチューニングを設定するTouchページ

 またMIDI 2.0に対応し、「Continuous Velocity to Timbre」機能を搭載。MIDI 1.0の127段階、MIDI Velocity Extension(CC88) の16,384段階、MIDI 2.0 16 bit Hi-Resolutionベロシティの65,536段階のいずれを受信しても、滑らかなベロシティ変化を実現してくれる。

Ivory 3 German Dのミキシングデスク

新規搭載のミキシングデスク

 そのほか、複数のマイクセッティングを自由に変更/ブレンドが可能に。クローズ、ミッド/サイド(M/S)、アンビエントマイクのセッティング位置を利用でき、各ポジションは1クリックで簡単にオン/オフ切り替えられる。新たに搭載されたミキシング・デスクでは、リアルタイムにルーティングやバランス、EQやダイナミクス処理、リバーブへのセンドなどが調整可能だ。

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