ミキシングコンソールメーカーとして知られるSOLID STATE LOGIC(SSL)からUSBマイク、Connexが発表された。価格はオープンプライス(市場予想価格27,720円前後)で12月中旬の発売を予定している。
Connexは、4機のマイクカプセルを搭載。シーンに合わせた以下の4つのモードを備え、各マイクカプセルからの音声をオートミックスするとともに、SSL EQ とダイナミクスと同じアルゴリズムを使ったSSL DSPプロセッサーで最適な音声へと処理することができる。
- ソロ(電話会議、ポッドキャスティングなど個人で使用可能)
フロントのマイクカプセルのみ使用。前方からの音声に最適化し、背面や側面からの不要な音を低減する。 - グループ(ラウンドテーブル、マルチディレクションなど)
円卓会議など、空間内の複数の音源を拾うために設計。4つのマイクカプセルすべてを使用し、モノラル信号にミックスされる。 - ボーカル(ボーカルレコーディング、弾き語り、ナレーションの録音など)
4つのマイクカプセルすべてを使用。ユニットの前面にフォーカスしたステレオ信号にミックスされる。ソロモードよりも大きな音量で録音可能で、側面や背面からの音を低減される。
- ミュージック(バンドレコーディング、セッションなど)
Connexの周りを囲んで演奏する音源を拾うためのモードで、ノイズや不要なバックグラウンドサウンドを低減。4つのマイクカプセルをすべて使用し、ユニット前方を中心としたステレオにミックスダウンされる。
なお、4つのモードすべてに、イマーシブ・マルチチャンネル・デジタル出力機能を搭載。4つのマイクソースにそれぞれアクセスし、没入感のある空間的なレコーディングや放送を行うことができる。また、4つのマイク音声とそれらをオートミックスしたステレオを含む合計6chを個別に出力することも可能だ。