Pro Tools次期アップデートでARA対応をアナウンス。Melodyneとの連携強化

 AVIDは、DAWソフトPro Toolsの次期アップデートでARA(ARA 2)への対応をアナウンス。CELEMONY Melodyneのピッチ&タイミング編集機能をPro Toolsに統合できるとしている。

 Melodyneはオーディオのピッチ、ビブラート、ボリューム、歯擦音、音の長さ、タイミングを編集可能なオーディオ・エディター・ソフト。従来Pro Tools上での使用にはトラックにMelodyneをAAXプラグインとして立ち上げた後、トラックを再生して読み込む作業が必要だった。今回のARA 2対応では、クリップのコンテクストメニューやショートカット、あるいはトラックのメニューでMelodyneでの編集が即座に可能となる。

 また、Melodyneのエディターは画面下部のドックに表示可能。このドックはタブ切り替え式となり、クリップエフェクトやMIDIエディターへの切り替えが可能となっている。

画面下部のドックに表示したMelodyne。左下にはタブも見える

 このARA 2対応でのMelodyneの統合は、次回のPro Toolsソフトウェア・アップデートに含まれる予定(時期は未発表)。有効なソフトウェア・アップデート+サポート・プラン、有効なサブスクリプションまたは永続版ライセンスを持つすべてのPro Toolsユーザーが対象となる。

 また、MelodyneのエントリーバージョンであるMelodyne 5 Essentialは、Pro Toolsのすべての有料バージョン(有効なサブスクリプションと有効な永続版ライセンスの両方)に付属。Melodyne Studioなどの上位グレードのユーザーは、自動的にそのグレードをARA 2で使用できる。

アップデート情報

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