QOSMOによるAIオーディオ・プラグインNeutoneのベータ版がリリース

 AIの活用による創造性の発展に取り組むQOSMOは、DAW上で深層学習を使ったリアルタイムDSPが利用できるプラグインNeutoneのベータ版をリリースした。MacOS 10.15以上で利用可能で、VST 3/AU環境で動作する。

 NeutoneのAI音声変換モデルはプラグイン内のレポジトリーからダウンロードして使用する。現在、下記のモデルが提供されている。

Neutoneモデル・レポジトリーページ

現在利用可能なモデルの一部

  • RAVE.amen 入力音をAmen Breakに変換
  • RAVE.drumkit 入力音をドラムキットに変換
  • RAVE.evoice 及び RAVE.jvoice  入力音を声に変換
  • RAVE.NASA 入力音を月面宇宙飛行士との交信風に変換
  • RAVE.kora 入力音をkora(アフリカのハープ)に変換
  • RAVE.violin 入力音をバイオリンに変換
  • convld-overdrive.random  深層学習を使ったオーバードライブ
  • temporalconv.reverb 深層学習を使ったリバーブ

これらのモデルは今後の開発によってさらにアップデートする予定とのこと。

開発者向けSDK

 AI研究者や開発者は、自身の開発したモデルをNeutoneプラットフォーム上で公開して同社の提供するNeutoneSDKでモデルをラップすることにより、 簡単にNeutoneプラグインに対応させることができる。

GitHub上の開発者向けNeutone SDK

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